行政書士でTabiJoy運営者の三浦です。
私は、2度の留学（オーストラリア・フィリピン）、世界5大陸約30ヵ国100都市以上への渡航、行政書士資格（契約書作成や申請代理を行える国家資格です）、総合旅行業務取扱管理者資格（旅行業唯一の国家資格です）、総合旅程管理主任者資格（海外の添乗業務を管理できる資格です）を取得し、旅行業・留学業に特化した行政書士として活動しています。
今回頂きましたご質問は、
「海外旅行時、海外旅行保険の加入は義務？」です。今回の場合は、事前に海外旅行保険加入は任意だと伝えられていたにもかかわらず、申し込み後に海外旅行保険料を請求された形のようです。
旅行業専門行政書士の回答
海外旅行保険はあくまで任意保険なので、加入に関しては義務付けられていません。個人の自由です。
しかし、多くの旅行会社では海外旅行申し込みの際に、海外旅行保険加入を条件として附してある場合も多いです。そのため、最初から、申込みを行うためには「海外旅行保険加入が必須ですよ」と言われていれば従う必要があります。
しかし、今回の場合は、当初は海外旅行保険加入が任意と言われています。
そのため、詐欺罪に当たるのでは？と考えたいところですが、相手側（旅行会社）に当初から騙す意志がなければ詐欺罪を成立させることは難しいと思います。
しかし、旅行会社側にも誤認させたという落ち度があるので、海外旅行保険に加入せず旅行に参加できるように交渉するのが現実的だと思います。
海外旅行保険に必ず加入しよう
上記のように旅行会社との契約では、交渉次第では、「海外旅行保険に加入しなくて良い」となるかもしれません。
しかし、現実的には必ず海外旅行保険に加入してください。
私は保険の営業マンではないので、営業トークをするわけではないのですが、無保険はとにかくリスクが高いです。
私は行政書士になる前は、海外添乗員の仕事もしていました。
「旅行中に体調を崩す方」「観光資源を破損してしまう方」「荷物を盗まれてしまう方」多くのトラブルを目の当たりにしてきました。
これまで、約30ヵ国100都市以上に渡航してきましたが、日本より衛生的で安全な国は数えるほどしかありません。
楽しい旅行にするためには、最低限のリスクヘッジは必要だと思います。
もし、海外旅行保険は金銭的負担が大きいと感じる場合は、クレジットカード付帯の海外旅行保険を活用することもひとつの手です。
