キャッシュパスポートのメリット・デメリットと利用方法!海外プリペイドカード特集

行政書士でTabiJoy運営者の三浦です。

私は、2度の留学(オーストラリア・フィリピン)、世界5大陸約30ヵ国100都市以上への渡航、行政書士資格(契約書作成や申請代理を行える国家資格です)、総合旅行業務取扱管理者資格(旅行業唯一の国家資格です)、総合旅程管理主任者資格(海外の添乗業務を管理できる資格です)を取得し、旅行業・留学業に特化した行政書士として活動しています

海外渡航時、「どのようにお金を持っていくのか?」は、大きな悩みの種になるかと思われます。

著者は、これまでの海外経験の中で、現金とクレジットカード、海外プリペイドカードの併用が良いと考えています。

また、リスクを分散させるために、数枚のクレジットカードと海外プリペイドカードを、別の場所に保管する必要があります。

所持しているクレジットカードと海外プリペイドカード全てを紛失してしまうと、最悪の場合には、海外渡航を切り上げなくてはなりませんし、面倒な手続きも待っています。

1枚であれば、紛失しても良いというわけではないですが、やはり、リスクを分散させる必要はありますので、パスポートケースや財布、スーツケースの中などに分けて保管しておくと良いかと思われます。

今回は、「海外プリペイドカード」の中でも人気の高い、キャッシュパスポートの紹介です。

これまで、海外プリペイドカードを所持したことがない方は、是非参考にして頂けますと幸いです。

「保存版」海外旅行保険付帯クレジットカード特集「海外旅行・留学前確認」

2018.04.06

キャッシュパスポートとは

「キャッシュパスポート」は、プリペイドカードです。

プリペイドカードは、クレジットカードとは異なり、入金分のみ海外で利用することができます。

そのため、銀行口座に直結しているクレジットカードと比べてリスクが少なく、予定出費金額だけを入金することができるため、管理が容易です。

入金分のみ使用できるため、使いすぎることを抑える効果もあり、余分な出費を抑えることができるメリットもあるかと思われます。

キャッシュパスポートへの入金方法

キャッシュパスポートへの入金方法は、銀行窓口(日本)やATM(日本)、インターネットバンキング等でのお振込になります。

そのため、海外滞在中でも、追加のお金が必要になった場合は、インターネットバンキングを利用し、キャッシュパスポートへ入金することができます。

また、事前に委任状を用意しておけば、日本に滞在しているご家族からの入金も可能なので、ご自身の口座残高が少なくなった際にも安心です。

海外での利用方法

海外でのキャッシュパスポート利用方法は、「 MasterCard対応ATMを利用してお金を引き出す方法」と「MasterCard加盟店にて支払いに利用する方法」があります。

MasterCard対応ATMを利用してお金を引き出す方法

MasterCard対応ATMは、世界210以上の国や地域に設置されています。

そのため、世界中のどこにいても気軽にお金を引き落とすことができます。

もちろん、日本円で入金しておけばよく、出発前に現地の通貨に両替しておく必要はありません。

また、ATMが利用できれば24時間お金を引き落とすことができるため、利便性も高いです。

MasterCard加盟店にて支払いに利用する方法

MasterCard加盟店であれば、「キャッシュパスポート」で支払いを行うことができます。

つまり、クレジットカードのように利用することができるのですが、「キャッシュパスポート」はプリペイドカードなので、スキミングされた際などの被害額を抑えることができるメリットがあります。

キャッシュパスポートの両替手数料は

「キャッシュパスポート」の両替手数料は、4%~5.5%ほどです。

海外現地で、日本円から現地の通貨に両替するよりもレートが悪いこともありますが、多額の現金を持参することはリスクが高いためお勧めできません。

現金は、盗難や紛失の危険性が高いですし、もしすべての現金を失った場合、身動きが取れないことになってしまう危険性があるからです。

なので、実用的には、少額の現金と共にプリペイドカードを併用することが最善かと思われます。

「キャッシュパスポート」は、利便性とセキュリティ面にメリットがある1枚です。

キャッシュパスポートのメリット

著者は、これまで約30ヵ国へ渡航した経験上、海外に1枚プリペイドカードを持参しておくと本当に利便性が高いと感じています。

海外プリペイドカードの中でも、人気の1枚「キャッシュパスポート」のメリットは下記になります。

  1. キャッシュパスポートはMasterCard対応ATMやMasterCard対応店で利用できるため、使用範囲が広い
  2. 他のクレジットカードや国際キャッシュカード、プリペイドカードは基本的に現地通貨に替えた時のレートになるが、キャッシュパスポートは入金時のレートが適用されるので、レートが良い時期に入金しておくとお得
  3. クレジットカードとは異なり、スキミング被害を最小限(入金した金額のみ)に抑えることができる
  4. スペアカードがあり、無料で2枚のカードが発行されるため、紛失時などに重宝する(PINコードは別になる点は注意が必要です)
  5. キャッシュパスポート利用200円毎にTポイント1ポイントを貯めることができるので、生活費など大きい金額を引き出すことが多い長期滞在中は、ポイントが貯まりやすい
  6. 最初のキャッシュパスポートへの入金を行うと500円がキャッシュバックされるため、実質的に入金手数料がかからない
  7. 年齢制限や審査がないため中学生や高校生でも作成できる
  8. 1週間程度でカードが発行されるため、直前でも利用しやすい
  9. 年会費不要

キャッシュパスポートのデメリット

  1. カード入金の際に1%のチャージ手数料が発生する。10万円入金すると1,000円の手数料
  2. 12ヵ月間、入金や利用がない場合には13ヵ月目から月額150円かかる。年額は1,800円となるため、利用しない場合は退会する必要がある
  3. 有効期限が5年間

こんな場合にお勧め

  • 海外でクレジットカードを利用することに抵抗がある(スキミング被害など)
  • 海外のATMでレートを気にせず気軽に引き落としたい(常に入金時のレートが適用されます)
  • クレジットカードを1枚or1枚も持っていない場合(紛失や盗難時に備える必要があります)

キャッシュパスポート手数料と限度額

キャッシュパスポート申し込み手順

お申し込みにはマイナンバー申請が必要になります。

まずは、キャッシュパスポートより公式サイトへ移動してください。入力項目は少なくお申し込み完了まで10分もかかりません。

01 カード選択/渡航先情報入力

Tポイントカードは日本国内のスーパー・コンビニエンスストア・ガソリンスタンド・レストランなどで利用できます。キャッシュパスポートは海外で200円利用するとTポイント1ポイント貯まります。

02 お客様情報入力

その他、電話番号やメールアドレス、住所も合わせて入力します。

03 内容確認/お申し込み同意

入力内容を確認し、お申し込みに同意します。

04 お申し込み完了

お申し込みから一週間程度でカードが手元に届きますので、出発まで時間が少ないときでも利用可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

キャッシュパスポートを始め、海外プリペイドカードには多くのメリットがあります。

特に、キャッシュパスポートは「安全面」と「利便性」を考慮すると、今後の海外へのお金の持ち運び方の主流になる可能性を秘めていると考えています。

是非、チェックしてみてください。

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海外プリペイドカード一覧

カード名特徴
Manew Cand(お勧め)「年会費無料」「引き出し手数料2USD」「5通貨でのチャージ可能」
JTB MoneyT Global「年会費無料」「引き出し手数料200円(税込)」「JTB日本語サポートがある」
キャッシュパスポート「年会費無料」「引き出し手数料200円(税込)」「Tポイントが貯められる」

最後まで読んでいただきありがとうございました。 この記事が気に入っていただけたらシェアしてもらえると嬉しいです。

ABOUTこの記事をかいた人

三浦 哲郎 契約書作成専門行政書士

「行政書士三浦国際事務所所長」「行政書士・申請取次行政書士・文化庁公認著作権相談員・総合旅行業務取扱管理者」千葉県にて、契約書作成専門の行政書士事務所を経営しております(全国からのご依頼にご対応が可能でございます)。これまで、オーストラリア・フィリピンへの留学、フィリピン現地英語学校勤務、世界5大陸30ヶ国100都市以上へ渡航。趣味はサッカー(千葉県リーグ所属)。家庭では2児の父として奮闘しています。下記、「website」より当事務所の書類作成専門サイトに移行致します。