行政書士でTabiJoy運営者の三浦です。
私は、2度の留学(オーストラリア・フィリピン)、世界5大陸約30ヵ国100都市以上への渡航、行政書士資格(契約書作成や申請代理を行える国家資格です)、総合旅行業務取扱管理者資格(旅行業唯一の国家資格です)、総合旅程管理主任者資格(海外の添乗業務を管理できる資格です)を取得し、旅行業・留学業に特化した行政書士として活動しています。
海外旅行時、「お金の管理方法」を悩んでしまう方も少なくないと思います。
旅行期間や渡航国、目的によってお金の管理方法は様々ですが、大まかに分けて、現金・クレジットカード・国際キャッシュカード・海外専用プリペイドカードが一般的かと思われます。
リスクを分散するためにも、様々な管理方法でお金を持参することをお勧めします。
今回は、人気海外専用プリペイドカードである「マネパカード」の特徴と、実際に利用した感想をご紹介したいと思います。
目次
マネパ公式Youtube
マネパカード運営会社
「マネパカード」は、東証一部上場企業グループの株式会社マネーパートナーズが運営している、海外専用プリペイドカードになります。
株式会社マネーパートナーズは、FX部門で高い実績を有する企業で、2016年12月1日発表の 「2016 年オリコン日本顧客満足度ランキング・FX 取引」で1位に輝いています。
マネパカードのメリット
年会費などの諸経費が無料
入会金、年会費、チャージ手数料、ショッピング決済手数料などがすべて無料なので、「維持費」が不要です。
急な海外渡航にも対応でき、所有していて損はない1枚です。
入会の審査が厳しくない
海外渡航時は、準備に追われることも多いと思います。
マネパカードは、プリペイドカードの一種なので、発行の審査が厳しくありません。
そのため、「審査を通るか、落ちるか」という悩みを抱える心配がありません。
前科などがない限り、無職や主婦の方でも作成することができます。
5ヶ国の通貨で入金できる
5ヶ国の通貨で入金でき、実用的かつ画期的なサービスを提供しています。
マネパカードは、あらかじめ入金しておくことで、「海外でのショッピング」「ATMから現地通貨の引き出し」を行うことができます。
米ドルやユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨から入金することができるため、レートが良い時を選んで入金が可能です。
つまり、入金時期を調整することにより、海外でのショッピングをお得に楽しめるのです。
16歳以上でマネパカードを作成できる
マネパカードは、16歳以上であれば、作成することができます。
また、プリペイドカードなので、紛失した際の個人情報流出のリスクが低く、お子様の海外への修学旅行や留学等にも使い勝手が良いカードです。
マネパのデメリット
もちろん、マネパカードはメリットだけではありません。デメリットもご紹介します。
マスターカードのみ対応
マネパカードの最大のデメリットは、マスターカードのみ対応ということです。
著者が、世界一周中に感じていたことは、VISAカードのほうが、利用できる国や地域が多いと言うことです。
マスターカードも利用することができますが、VISAカードと比べると少し利便性が劣る印象です。
しかし、それはショッピング時のみです。
前述の通り、マネパカードの利用方法は、「現地のマスターカードのマークのあるお店でお食事やお買物をすること」と「現地ATMでの引き出し」の2つになります。
「現地のマスターカードのマークのあるお店でお食事やお買物をすること」の場合、マスターカードのマークがある加盟店でしか使用することができません。
海外では、VISAよりもマスターカードを使用できるお店が少ないため、こちらの点にデメリットがあります。
一方、マスターカードであっても「現地ATMでの引き出し」は全く問題ないと思われます。
筆者は、世界30ヵ国ほど訪れ、世界各国のATMを使用しましたが、マスターカード非対応ATMに出会ったことがありません。
その他のデメリット
・ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・香港ドル以外の通貨を使用する場合、手数料が高くなってしまう
・カード再発行手数料が1,000円/回かかる
・不要になった場合、カードからお金を出金させる手数料が500円/回かかる
・利用明細書発行が400円/回かかる。
マネパへの入金方法
マネパカードへの入金方法は、三井住友銀行の専用振込口座に振込む事で入金ができます。
また、マネーパートナーズのFX
実際に使用して
マネパカードは発行にも手間がかかりませんし、維持費も不要なので、使い勝手が良いカードだと感じています。
持っていて損するカードではないので、著者は作成する価値があるカードだと思いますが、マネパカードはクレジットカードと併用するべきだと考えています。
クレジットカードのみですと持ち運びや紛失時にリスクがありますし、マネパカードのみだとクレジットカードと異なり、個人証明の際などに効力がありません。
そのため、クレジットカードとマネパカードを併用する利用方法が最も良い、海外へのお金の持ち運び方だと考えています。
私は、ドイツでクレジットカードの盗難にあってしまったのですが、その手口はとても巧妙でした。
1人がアンケートに答えてくれないかと近くに寄ってきて、そちらに意識がある時に反対側からもう1人が財布を抜き取るというものでした。
海外でクレジットカードの盗難にあうと、手続きも大変ですし、なによりも旅行を続けられなくなってしまう可能性もあります。
加えて、再発行に一定期間が必要になります。
語弊があるかもしれませんが、マネパなら盗難や紛失をしても、「電話して止めればいい」くらいの気持ちでいれるので、観光も気軽に楽しめるのではないかと思います。
また、空港ラウンジが利用出来る「プライオリティパス」の取得や海外旅行保険付帯など充実した海外旅行をご希望の場合は、「マネパカード」+「楽天プレミアムカード」が最適だと考えています。
マネパカード申し込み方法
マネパカードは審査が厳しくなく、誰もが作成できるカードです。
申し込みも「本人確認書類1点」と「マイナンバー」で作成することができます。※画像は公式マネパカード
必要書類は「本人確認書類1点」と「マイナンバー」のみ
お申し込みから受け取りまでの流れ
マネパカードはお申し込みから1〜2週間ほどで手元に届くため、ご旅行間際でも気軽に手続きを行うことができる点もメリットのひとつです。
楽天プレミアムカード申し込み方法
楽天プレミアムカードは、年会費10,800円で高水準のサービスを受けることができるクレジットカードです。
VISA/Master Card/JCBから選択することができ、お申し込みから約2週間で手元に到着します。
加えて、「海外旅行保険5,000万円」「国内旅行保険5,000万円」「プライオリティパス付帯」と旅行時にメリットが多いクレジットカードでもあります。
※画像は
お申し込みは3ステップ
楽天プレミアムカードは、マネパカードより審査は厳しくなります。
基本情報では、氏名や住所、引き落とし金融機関などを入力します。
その後、勤務先情報を入力し、入力内容に不備がないようでしたら「同意・確認」を行いお申し込み完了です。
海外プリペイドカード一覧
カード名 | 特徴 |
---|---|
Manew Cand(お勧め) | 「年会費無料」「引き出し手数料2USD」「5通貨でのチャージ可能」 |
JTB MoneyT Global | 「年会費無料」「引き出し手数料200円(税込)」「JTB日本語サポートがある」 |
キャッシュパスポート | 「年会費無料」「引き出し手数料200円(税込)」「Tポイントが貯められる」 |
・外貨両替より最大95%手数料がお得
・ICカードなので、偽造やカード情報を盗まれにくい
・カードショッピング保険付きで、購入した商品が破損や紛失・盗難にあっても保険の範囲内で補償される
・24時間365日対応のサポートデスクがあり、カードの盗難・紛失時は連絡する事でカードをすぐに止められる