旅行業専門行政書士でTabiJoy運営者の三浦です。
私は、2度の留学(オーストラリア・フィリピン)、世界5大陸約30ヵ国100都市以上への渡航、行政書士資格(契約書作成や申請代理を行える国家資格です)、総合旅行業務取扱管理者資格(旅行業唯一の国家資格です)、総合旅程管理主任者資格(海外の添乗業務を管理できる資格です)を取得し、十分な知識と経験を活かし留学カウンセラー業務を行っております。
また、以前は、フィリピンの語学学校に勤務していました。
フィリピン留学を計画する上で欠かせないことのひとつに、安全面に関する知識をつけることが挙げられると思います。フィリピンは日本と比べ衛生面で劣る部分が多いからです。
フィリピン滞在中は、治安や病気と合わせて日々の食事や水に注意する必要があります。
フィリピンでは水道水が飲めないだけではなく、シャワーを浴びているだけでお腹を壊してしまう場合もあるのです。
そこで、今回は「食事や水」にフォーカスしてみたいと思います。
目次
飲料水だけでなくスープ作りなどにもペットボトルの水を利用しよう「フィリピンの食事や水の注意点」
フィリピン滞在時には基本的にペットボトルの水以外は飲めないと考えて問題ありません。
フィリピンでは、500mlの水が20円程度で手に入るので、毎日飲んでいても大きな出費にはなりません。
また、ペットボトルの水は軟水(Nature Spring)が一般的です。もちろん、フィリピンでも硬水を手に入れることもできます。
購入する場所は、大型スーパーなどがお勧めです。というのもフィリピンでは路上で様々な物を販売しており、水も購入できるのですが、中に入っているのは水道水という可能性も少なからずあります。
値段が安い路上でペットボトルの水を購入するほうがお得に感じる場合もありますが、万が一という事もあるので、できる限りしっかりと店舗を構えているお店で購入するほうが無難だと思います。
語学学校に設置されているウォーターサーバー
フィリピンの語学学校には多くの場合ウォーターサーバーが設置されており、自由に飲むことができます。
しかし、このウォーターサーバーはお腹の弱い方は控えた方が良いというのが私の考えです。
もちろんウォーターサーバー内の水は綺麗なのですが、ペットボトルの水と比べ安価なため、ウォーターサーバー内の水は飲みなれていない水質の場合が多いです。
硬水を飲みなれていない方も控えた方が良いと思います。
私はあまりお腹が強くないので、ウォーターサーバーの水は体に合いませんでした。
しかし、飲んでも大丈夫な方も大勢いるので、ウォーターサーバーの水を飲用として利用する際には、体調や体質に合わせて考慮することをお勧めします。
フィリピン生活でのうがい
私個人の意見としては、うがいなど口に水が入る場合は、ペットボトルの水かウォーターサーバーの水を利用するべきだと考えています。
しかし、お腹が強い場合は水道水でも問題ないと思います。
レストランでの食事事情「フィリピンの食事や水の注意点」
フィリピンには日本食などもありますし、大都市では世界各国の料理が楽しめます。
レストランで食事をする際に気をつけるべき点があります。私の経験上、日本と同じくらい支払いが必要な高級レストランでは、衛生面の心配は少なく安心して食事を楽しむことができます。
しかし、なお店や露店で食事をする場合は少しの注意が必要です。
- 食事を取る前はアルコール消毒を心がけましょう!これは日本でも変わらないのですが、衛生面が日本と比べて良くない点、生活環境が変わる点から考慮すると、何かしらの病気にかかるリスクは日本に滞在している場合に比べて高くなっていると言えます。フィリピン人の方も、小さなアルコール消毒をバッグにつけて持ち歩いているので旅行者に限らずフィリピンでは必須のアイテムです。
- レストランで出てくる氷は疑おう!レストランで出てくる水の中に入っている氷でお腹を壊してしまう場合があります。水はペットボトルの水で、氷は水道水で作っている場合があるようです。レストランに行った際もペットボトルの水を飲むことを心がけると安心です。
- 乾杯の前に瓶の飲み口を拭こう!ビールなどすぐに乾杯してしまいたくなりますが、フィリピン滞在時は一つやるべきことがあります。瓶の飲み口をペーパーで拭く必要があるのです。瓶の中まで指を突っ込んでゴシゴシ拭くと、黒い汚れが取れるので必ず拭いてから飲みましょう。これは配達時に着くホコリのようです。
レストランで生野菜などは食べることができるが注意が必要
レストランでは日本と同様、サラダなど生野菜を食べることができます。しかし、個人的な意見としては野菜を食べる場合は、火を通してあるものを選ぶと良いかと考えています。
経験上、生野菜でお腹を壊したことはないのですが、野菜を洗っている水は水道水であることが多いので、できれば控えた方が良いと考えています。
とは言っても長い留学生活になる場合は、サラダが食べたくなります。
私は生野菜はペットボトルの水で必ず洗い流してから食べるようにしていました。
日本からサプリメントを持参すると、栄養のバランスを考えることができるので良いと思います。
私はビタミン系を中心に、ミネラル、カルシウムなどを持参してフィリピンに渡航しました。また、サプリメントは持参しなくても現地でも購入することができます・
路上の屋台でご飯を食べるのは意外と大丈夫
フィリピンでは多くの屋台がお昼から、夜中まで営業しています。
中でも私のお気に入りは「焼き鳥」と「ラーメン」でした。
バロットという衝撃の食べ物もあるので、興味がある場合は試してみてください。
私も食べてみたのですが、味は本当に美味しいゆで卵です。今まで食べたことないくらい美味しいです。
しかし、見た目がかなりのグロテスクさがあります。写真を掲載したいところですが、苦手な方もいると思うので控えさせて頂きます。
バロットとは、孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵。フィリピン以外にも東南アジアの広い地域で食されている。wikipediaより引用
私の経験ではこの露店のお店の食事でお腹を壊すことは、10ヶ月滞在してありませんでした。
一番危なそうなイメージなのですが、意外と衛生面は悪くないようです。しかし、お店の状況を見て判断する必要はあると思います。
露店の魅力はなんと言ってもその安さです。焼き鳥は一本10円程、ラーメンは一杯20円程で楽しむことができました。
マニラやセブなどの大都市ではもう少し料金は高くなりますが、それでも安いのは間違いありません。
刺身なども一部の日本料理店なら安心して食べることができる
フィリピンでは基本的に魚を生で食べる習慣がないので、刺身は食べることができません。
しかし、日本人が経営しているような一部の日本食レストランでは刺身を楽しむことができます。
味自体は冷凍感があるお店が多いので、お世辞にも美味しいとは言えませんが、無性に日本食が食べたくなる海外生活では貴重な存在です。
刺身など生物を食べる場合には、多少割高になりますが日本食レストランで食べると安心です。
意外とキムチでお腹を壊す
韓国資本の語学学校では、基本的に毎日キムチが出てきます。
キムチでお腹を壊すというのは、あまり日本では聞きませんが、フィリピン留学中に限っては良くあるのです。
なぜか?は正直わからないのですが、経験上でもその傾向があると思っているのでキムチを食べる際は少し注意が必要だと思います。
できれば食べない方が良いもの「フィリピンの食事や水の注意点」
カットフルーツ
フィリピンに限ったことではないのですが、カットフルーツが露店で売られていることが多くあります。
特にフィリピンではマンゴーなのですが、とても美味しそうでつい購入したくなってしまいます。
必ずお腹を壊すわけではないのですが、美味しく見せるために定期的に水をかけていることが多く、衛生面が良くない状態が多くあります。
フルーツを食べたい場合は、市場などでカット前のものを購入した方が割安ですし、安全です。
氷
前述しましたが、氷はできればと言うよりも「必ず」避ける必要があるレベルです。
現地の方でも氷には注意が必要と考えているようで、まして日本人の衛生面が整った環境で育っている私たちでは対応できないことが多いです。
これは経験上、注意度100パーセントです。絶対に口にしないようにしましょう!
日本から胃腸薬や正露丸を持参しよう「フィリピンの食事や水の注意点」
フィリピンでも各種、薬を購入することができるのですが、副作用で強烈な眠気に襲われたり、効きすぎて便秘になったりと、日本の薬に比べて体感的に「体に悪いな」と感じていました。
「現地の病気には現地の薬で」という考え方もありますが、最小限で良いので日本の薬を持参すると安心感を得ることができ、精神安定上も効果があるので持参することをお勧めします。
「最後に」何よりもフィリピン留学を楽しむことが大事
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これほど「注意」「注意」と言われるとフィリピンって衛生面が最悪なんだというイメージが、付いてしまったかもしれませんが実際はそんなことはありません。
ただ日本よりは多少の注意が必要になると考えているので、この記事を作成しました。フィリピン留学時には無理をせず、何よりもストレスを溜めないことが体調を崩さないコツです。
フィリピン留学では、毎日が長時間の勉強になるので、ストレス解消法を見つけることが大事です。
ストレスが溜まってしまうと病気になり、病気になるとストレスが溜まるという悪循環に陥ってしまわないように、気楽に楽しく生活をすることが何よりも重要だと考えています。
留学を成功させるためには、十分な知識と経験を持つ、留学カウンセラーに出会うことです。
現在、留学カウンセラーになるための資格は不要なので、留学経験や海外滞在経験がなくとも誰でもなることができます。
そのため、十分なご案内ができていない現状があるのです。
少なくともTOEIC700点以上や長期留学経験、数十カ国への渡航など、知識や経験がある留学カウンセラーに相談することが大切です。
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私(三浦)がお勧めするフィリピン留学エージェントは、「School With」です。
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