行政書士でTabiJoy運営者の三浦です。
私は、2度の留学(オーストラリア・フィリピン)、世界5大陸約30ヵ国100都市以上への渡航、行政書士資格(契約書作成や申請代理を行える国家資格です)、総合旅行業務取扱管理者資格(旅行業唯一の国家資格です)、総合旅程管理主任者資格(海外の添乗業務を管理できる資格です)を取得し、旅行業・留学業に特化した行政書士として活動しています。
現在の日本は、TOEICを始めとする英語資格の取得が推奨されています。
以前、ソフトバンク等の企業ではTOEIC900点以上を取得した際、一律で100万円のボーナスを支給していた時期が存在しました。
その他の企業も「入社」「昇進」「海外転勤」時など、TOEICスコアを目安としている企業は増加傾向にあります。
目次
「TOEICを取得するメリット」社会的な評価が高い
一般的にTOEICと呼ばれているものは「リーディング&リスニング」テストとなり、読む力と聞く力が重要視されている傾向にあります。(TOEICにはスピーキング&ライティングテストもあり、選択して受験する形態となっています)
IELTSやTOEFLなども英語テストとして認知度が高いですが、日本での受験数が少ないため(TOEIC:世界約700万人・国内約240万人。TOEFL:世界約72万人・国内約8万人。IELTS:世界約250万人以上・国内約3万1000人)、IELTSやTOEFLの難易度やレベルを判断できる人が少ないという現状があります。
そのため、人事の方に印象が良い確率が高い英語テストは、日本では主流のTOEICだと考えられ、特に留学や海外での就職を望まない限りは、TOEIC以外の英語テストは現在の日本では重要度は低いとも考えられます。(しかし、現在国内でもIELTSスコアを大学受験の目安とする大学も増加しており、一概には言えない部分もあると思いますが、TOEICほどの周知度・日本社会での評価は得づらい状況にあると言えます)
現在、日本企業の約7割がTOEICを採用基準にしていることからも、TOEICの重要さは証明されています。また、株式会社ゲインが行った調査では、「TOEICのスコア700点以上の人88%が希望する会社に転職できている」という統計が出ています。
TOEICは希望のキャリアを歩む、最短の道だと言えるかもしれません。
「TOEICを取得するメリット」モチベーション維持に役立つ
英語学習は、ゴール設定が難しく、モチベーション維持が困難な場合もあるかと思われます。
例えば、「海外旅行で困らない英語力が欲しい」「外国人の友人と楽しくお話ししたい」などの目標設定は可能ですが、明確なゴールは不透明です。
私たち日本人も全ての日本語や文法を理解していないように、英語の全てを理解することは難しく、言語学者でない限り必要ないとも考えられます。
もちろん、「海外旅行で困らない英語力が欲しい」「外国人の友人と楽しくお話ししたい」等の目標で、モチベーションを維持できるのであれば問題かと思われます。
しかし、「TOEIC700点以上取得」など、明確な目標を設定しておくと、更にモチベーション維持に役立つと考えています。
TOEICは、個人的な目標となるだけでなく、「企業や社会から評価される」という外敵要因もあるため、英語学習に行き詰まってしまった場合にも「頑張れば昇進できる!」「頑張れば給料上がる!」「頑張れば希望の企業に転職(入社)できる!」など、スランプ時に背中を押してくれる存在にもなりえます。
また、TOEICは、ほぼ毎月開催されているため(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月・年10回開催)、次の試験までが近いこともモチベーション維持しやすいひとつの要因です。
「TOEICを取得するメリット」実用的な英語を学べる
TOEICは、「フォーマルで丁寧な英語」を学ぶことにも役立ちます。
「海外ドラマや映画を見て学ぶ」、「友人との会話の中で学ぶ」等、英語を学習する方法は様々です。
しかし、上記方法の場合、いわゆる「スラング」が多く登場します。
スラングは、口語的な意味では学ぶ必要があるかもしれませんが、ビジネスで英語を使用する場合には、ほぼ意味がないと言っても良いかもしれません。
TOEICは、基礎的な英語を図るテストです。
そのため、「フォーマルで丁寧な英語」を学ぶことができ、実用的かつビジネス時にも活用できる英語の基礎を身につけることができます。
「TOEICを取得するメリット」世界共通言語の英語を学べる
英語は、アメリカやカナダ、イギリス、オーストラリア、インド、フィリピンなど世界各国で使用されており、それぞれ異なる言い回しやイントネーションが存在します。
そのため、「英語」と、一言で表せない現状があるかと思われます。
日本語でも、津軽弁や琉球語が理解できない場合があるように、「どのような英語」を学びたいかを考えることが重要なのです。
TOEICでは4種類の英語 (アメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語)を使用しており、特定の英語圏のみで利用されている語彙・表現が出題されることは少ないです。
TOEICの運営は、アメリカ合衆国の非営利団体である教育試験サービス(ETS)が行っており、「世界に通用する英語力」を図ることに注力しています。
そのため、ネイティブの方でも「フォーマルで丁寧な英語」を学ぶために、TOEICを受験する方が増加傾向にあります。
受験のしやすさ
TOEICは、5,725円と他の英語テストと比べて受験料が安いため、受験しやすいメリットがあります。
TOEFLは230ドル(約27,000円)、IELTSは25,380円で、費用面の負担はTOEICに比べて多くなります。
まとめ
開催テストにより異なりますが、就職活動や昇進に役立つと言われている600点以上を取得できる受験者は全体の約40%、海外転勤や国際部署移動目安となる700点以上を取得できる受験生は約25%です。
「東京大学の文系学部・院生の平均スコア」と言われているTOEIC800点を取得できる受験生は15%。TOEIC学習のゴールとも言える900点以上は全体の3%程度となります。
この結果からTOEICで900点以上を取得できることができれば、「替えの効かない人材」となることができますし、例え、900点を取得することができなくても、TOEICでハイスコアを取得することは「社会的地位向上」に役立つことは間違いありません。
現在の日本の労働人口は約6,500万人ですが、今後は高齢化社会や少子化、地方過疎化の影響から優秀な外国人労働者が日本で労働を行うことが予想されます。
外国人雇用に対して政治的な動きも見られており、国家をあげて「優秀な外国人労働者」を日本の労働力とする方向性にあります。
TOEIC至上主義である日本で、TOEICハイスコアを取得しておくことは「現在の社会的地位を向上」させるだけではなく、「外国人労働者と共存・対抗」できる力を証明できるというメリットがあります。
外国人労働者以外にもAIの進化により、今後「レジ係」「レストランの案内係」「電話オペレーター」「事務員」「ネイリスト」などはAIに仕事を奪われると、イギリスの権威オックスフォード大学が認定しています。
そのため、TOEICを学習することでのメリットは「社会的地位向上」「外国人労働者と共存・対抗」「AIと共存・対抗(翻訳や通訳等は現在AIでも行うことができますが、精度や感情表現等の壁があり、言語部門ではまだまだ人間の力が必要だと言われています)」などになるかと思われます。
TOEIC学習費用は数千円程度〜始めることができるため(TOEIC教材・オンライン英会話・アプリ等)、「自己投資」「今後の仕事へのリスクヘッジ」としては悪くない選択肢だと言えるのではないでしょうか。
TOEIC対策教材が受講できるオンライン英会話
オンライン英会話でTOEIC対策教材を利用することによって、TOEICスコアを効率的に向上させることができるだけでなく、「聞く・見る・読む・書く」を繰り返すことによって体感的に英語を学習することができます。
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