行政書士でTabiJoy運営者の三浦です。
私は、2度の留学(オーストラリア・フィリピン)、世界5大陸約30ヵ国100都市以上への渡航、行政書士資格(契約書作成や申請代理を行える国家資格です)、総合旅行業務取扱管理者資格(旅行業唯一の国家資格です)、総合旅程管理主任者資格(海外の添乗業務を管理できる資格です)を取得し、旅行業・留学業に特化した行政書士として活動しています。
近年、旅行者の間で、人気の国モロッコ。
なぜ、こんなにもモロッコは魅力的であり、旅行者をひきつけるのでしょうか。
モロッコの魅力をご紹介したいと思います。
モロッコについて
アフリカ大陸の北西、観光大国スペインの下に位置している国です。
アフリカに危ないイメージを持たれている方も、モロッコを訪れれば、アフリカのイメージが変わるかも知れません。
人が優しく、料理も美味しいため、居心地が良いです。
また、モロッコの若者は、英語を話せる人も多いので、コミュニケーションをとりやすいですし、初めての海外がモロッコでも全く問題ないと考えています。
また、モロッコの人たちは優しさを表面に出すことが得意なので、困っていれば、すぐに声をかけてくれます(観光客を狙っている人は、他の国と比べて少ないと感覚では感じていたので、ある程度は信用しても良いと思います)。
モロッコでは宗教上、人のものを奪ったり、人を傷つけたりすることがタブーとされています。
もちろん、トラブルが0では無いですが、実際に行くと治安の良さは感じられます。
物価も安く旅行しやすいですが、マクドナルドやピザハットなど日本でもおなじみのお店では、少し割高になります。
シャウエン
街を歩いていると、確かに青く染まっていますが、正直ムラはあります。真っ青っていう感じでもありません。
街全体としては、青くない場所のほうが多いです。そのため、ネットに上がっているような真っ青な写真を撮影するためには、一定の場所に行かなくてはなりません。
こちらが良く皆さんが撮影する場所のようですが、色がはげているところも多くありました。
まず、ご紹介するのは、青い街として一気に人気観光地となった「シャウエン」です。
なぜ青く染まっているのかは、諸説あります。
「夏の暑さ対策」「虫除け」などの説もありますが、有力と言われているのは、イスラム教徒が多く住んでいるからと言われています。
イスラム教徒にとって、青は神聖な色なので、確かに有力な感じもします。
しかし、現在は、「観光客のため」に青くしている部分もあると思います。多くのおみやげ屋があり、立派な観光業を営んでいる人も多いです。
シャウエンは、400年以上にわたって異教徒の立ち入りを禁止していた歴史があります。
そのため、日本の鎖国状態と一緒で、外部者に対して冷たい印象がありました。
笑顔で話してくれることも少なく、街は閑散としています。
多くのブログやサイトでは、「青くて神秘的」「一度は訪れるべき」などを記載していることも多いですが、おそらく行ったことがない方が書いていると思います(もちろん行ってみて、素晴らしいと感じる方もいらっしゃると思います)。
青い部分は、街の一部ですし、写真で見るよりも肉眼で見ると感動するほどは綺麗ではありません。
また、先ほども記載した通り、街の人も受け入れてくれている感じではなく、生活のために観光客を相手している感じでした。
そのため、時間がある場合だけで大丈夫だと思います。
マラケシュ
ゴミなども落ちてなく、夜でも危険な雰囲気はありません。しかし、カメラを向けると嫌がる人も多いので注意です。
私が食事をした揚げ物屋さんです。お金も食材も全て手で掴み、洗っている感じはしないので、お腹の弱い人は注意です。味は、ごくごく普通でした。混雑すると、現地の方と密着しながら食べることになります。
ミントティー屋さん。モロッコの伝統的なお菓子とともにミントティーを楽しめます。個人的には、最高に本場のミントティーはおいしかったです。訪れた際には、必ず試してみてください。
いくつかの店をはしごしましたが、ぼったくってくる人はいませんでした。モロッコでは、宗教上、人を欺くことはよくないという認識の人が多いため、安心して楽しめると思います。
マラケシュは、モロッコの中では大都市のひとつです。
マラケシュは、世界遺産であり、ジャマエルフナ広場の文化空間は、無形文化遺産に登録されています。
ジャマエルフナ広場は、個人的にモロッコの中でおすすめスポットです。ジャマエルフナ広場とは、城壁に囲まれた旧市街の中心にある広場です。
ジャマエルフナ(Djemaa el Fna) は、アラビア語で「死人の集会場」を意味しています。現在は、大道芸人や露店で賑わっているのですが、過去には公開処刑に使用された広場でもあります。
モロッコは、独特の雰囲気を味わえることができます。日本とは、文化が異なりすぎて、本当に私は楽しかったです。
特にマラケシュは、モロッコに訪れた際は、絶対に行くべき場所です。
フェズ
フェズ・メディナの入り口です。
中は、初めて行くと絶対わかりません。お店と人でごった返しているので、100%迷います。
食事をする場所も多くあります。しかし、衛生面は、どう見ても良くありませんでしたので、注意が必要です。しかし、味はとてもおいしかったです。というよりも、モロッコの食事は日本人の舌にあっていると思うので、何を食べても美味しいです。
モロッコの衣装ジュラバのお店にて。顔が笑っていないのは、本当にお店の人の売り込みがしつこかったからです。 最初は少し記念に買おうかと思っていましたが、逆に買う気がなくなり、買いませんでした。
フェズは、通称迷路の町。
活気があって本当に楽しいです。
しかし、本当に道がわからなすぎてGPSで探索しました。
フェズの中を迷っているといろいろな人から「案内しようか」と言われますが、お金を取られることもあるので自力で頑張りましょう。
トドラ遺跡
トドラ遺跡の日本人宿。オーナーの、のりこさんと。旅中には嬉しい日本食を食べさせてくれます。
トドラ遺跡にて。本当に遭難しそうになり、焦っていた時に街が見えて安心した時の一枚です。トドラ遺跡では、本当のノマドに出会えます。が、「お金を頂戴?」と言ってくるので、あまりノマドの人に良い印象はないです。
星が本当に綺麗でした。私は、世界5大陸で星を見てきましたが、間違いなく私の星ランキングTOP3に入る綺麗さでした。でも、とにかく寒かったです。
トドラ遺跡は、本当にお勧めです。
日本にはない壮大な遺跡を味わうことができますし、星が本当に綺麗でした。個人的には、アイスランドで見たオーロラよりも感動しました。
モロッコに行くなら絶対に行くべき場所だと思います。
最後に
モロッコは、独創的で可愛いデザインの物が多いので、物作りのお仕事の方には、街を歩くだけで、必ず良い刺激があると思います。
モロッコは、個人的にはお気に入りの国のひとつです。モロッコなら移住しても良いかなとも思います。
日本と比べると裕福とは言えませんが、人が優しく、食事が美味しいですし、自然に溢れていて、とても魅力的な国です。
また、素直な人が多く、信仰が深いことから、勉強になることも多くあります。
モロッコでは、お金持ちでも貧乏でも、社会的地位があってもなくても、自分が与えられるものは人に与えるという文化だと感じました。
「自分に何があるか」ではなく、「自分に何ができるか」という考えで生きている人が多いという印象を受け、本当に親切な人が多いです。
私は、東京近郊に住んでいるので、少々、人とのつながりが希薄だと感じる時があります。
モロッコは、自分が忘れていた人のつながりの大切さを学べる国だと思っています。
文化的にも人的にも、モロッコは、心からお薦めできる国です。
日本からは遠いので、アクセスが良いとは言えませんが、機会があったら是非行ってみてください!