初めまして、村上 生と申します。
現在、私はオランダのユトレヒトと言うところで暮らしています。
オランダでは、ほとんどの人が英語を話すことができるので、オランダ語に悩まされることなく、 不自由なく暮らすことができます。
そして、オランダ人はとても親切で、移住するにあたって様々なステップを踏まなければなりませんでしたが、たくさんの人に助けられて今の生活に至ります。
オランダで看護師を目指す理由
私がオランダで看護師を目指している理由は、オランダに旅行で来た時にリハビリ施設とナーシングホームでのボランティアに参加したことがきっかけです。
長期で旅行に来ていたため、旅行する時間を人のために何かをする時間に使いたいと思い、インターネットで近くのボランティアに応募をし、受け入れてもらえたので参加することになりました。
そのボランティアに参加したことで、私の人生の方向性が180度変わりました。
元々は、私は英語圏で看護師になることを目指して来ましたが英語圏にこだわる必要もないなと 感じ、言葉や文化が異なっても誰かの支えになりたいと思う気持ちは同じであることをボランティアを通して学びました。
もちろん、まだ私はオランダ語を話すことができないので英語で施設の人、患者さんとコミュニケーションをとっていました。
私の英語力もネイティブ並ではないですが、親身になって話を聞こうとしてくださるオランダの人々の優しさがとても温かく感じましたし、オランダでは英語の勉強にもなります。
オランダ語を習得することでもっと世界が広がると 感じ、オランダで看護師になることを決意しました。
また、オランダでは安楽死合法の国でもあり、在宅サポートも充実しており、在宅ホスピスと緩和ケアに興味がある私にはとても興味深いところでもあり、これからも地域のコミュニティに実際触れて行こうと考えています。
海外では、英語を話すことが当たり前の世界であると常々感じています。
英語に触れることが少ない日本で地道に頑張るか、英語圏で実際に学ぶか、英語を学べるセブ留学といった環境を選択 するかは個人の自由ですが、日本から離れることが一番有効であると私自身、感じます。
日本である程度の英語を話せるようになりましたが、やはり限界もあったので今こうして日本を離れて生活し、自然と英語が耳に入り、私にとってとてもいい環境だと思っています。
オランダで看護師になるには
オランダで看護師になるには、まずオランダ語の習得が必要です。
それから、オランダの看護協会へ申請することができます。申請書類が処理されたら、ペーパーテストと実技試験があります。
今後の展望
私は、オランダで看護師になることを目指す以外にもう一つ目標があり、それは日本と看護師を繋ぐボランティア企業を設立しました。
私がボランティアで得た経験をもっといろんな人にしてもらいたいと思い、起業しました。
今までは病院看護師としての経験しかありませんでしたが、起業を始めたことにより私は看護師として何をするべきかということが明確になりました。
これから、もっとたくさんの問題があると思いますが自分らしくやって行こうと思います。
私はこのボランティアを通して、何かを変えるのは自分にしかできないから” 失敗してなんぼや ”という関西人のポジティブさで、自分から行動を起こし自信を得ることができました。
今はオランダ語の習得とボランティア企業の設立をすすめていますが、メンタルヘルスカウンセラーとしてもお仕事をしています。
また、日本にいた頃から勉強したかった緩和ケアの一つであるスピリチュアルケアの勉強をオンラインの講座にて勉強しています。
日本を離れていても、どこにいても、” 人を支える “ ということは世界共通意識であり、人を思いやる温かい気持ちがあれば、何でもできると私は思います。
オランダで看護師になることも、起業についても手探りの状態ではありますが全ては人々の役に立てるように、なるようになると自分を信じて頑張って行こうと思います。
村上 生さん プロフィール
・2012年 看護師資格取得
・2012年 脳神経外科、脳神経内科、脳卒中ケアユニット、血液内科、形成外科にて勤務
村上 生さん運営ブログ:jn-heartcare-holland.com(オランダでの看護師ボランティア支援サイト)