「国際キャッシュカード」と併せて「海外プリペイドカード」の利用を検討する理由

行政書士でTabiJoy運営者の三浦です。

私は、2度の留学(オーストラリア・フィリピン)、世界5大陸約30ヵ国100都市以上への渡航、行政書士資格(契約書作成や申請代理を行える国家資格です)、総合旅行業務取扱管理者資格(旅行業唯一の国家資格です)、総合旅程管理主任者資格(海外の添乗業務を管理できる資格です)を取得し、旅行業・留学業に特化した行政書士として活動しています

こちらの記事では、「国際キャッシュカード」と併せて「海外プリペイドカード」の利用を検討する理由をご紹介したいと思います。

国際キャッシュカードとは

国際キャッシュカードとは、日本で利用している銀行キャッシュカードを、海外でも利用できるようにしたものです。

基本的に、日本で利用している銀行キャッシュカードは日本国内のみで利用可能となるため、国際キャッシュカードを利用する際には、各銀行で一定の手続きが必要になります(銀行やカードにより異なります)。

海外での国際キャッシュカードの利用方法

海外で国際キャッシュカードを利用する際、ATMがPLUSやCIRRUS等と提携している必要があります。

世界各国のATMの多くは、PLUSやCIRRUS等と提携していることが大半ですが、国や地域により、普及していないこともあります。

旅行代理店や利用銀行に問い合わせ、利用環境を事前に調べておくことをお勧めします。

国際キャッシュカードの規約は、銀行により異なる

「国際キャッシュカード」は、各銀行によりサービスが異なります。こちらは、ご利用の金融機関にお問い合わせください。

また、手数料に関しても注意が必要です。

国際キャッシュカードの中には、「引き出し手数料は無料だが、ATM利用料金がかかる」という場合などがあります。

こちらは、国際キャッシュカード利用前に確認しておく必要があります。

また、国際キャッシュカード発行にも、一般的には1,000円ほどの発行手数料が発生することが多いようです。

国際キャッシュカードスキミング被害について

国際キャッシュカード利用の際に、最も注意しなくてはならないのは「スキミング被害」です。

国際キャッシュカードは、銀行口座と連携しているため、スキミング被害に遭った場合は、貯金全額が引き出されてしまう危険性を秘めています。

スキミング(英語: Skimming)とは、カード犯罪で多く使われる手口の一つで、磁気ストライプカードに書き込まれている情報を抜き出し、全く同じ情報を持つクローンカードを複製する犯罪である。

国際キャッシュカードをスキミングされた時の保証はどうなる?

国際キャッシュカードの種類にもよりますが、スキミング被害に遭ってしまった時は、補償されない可能性があります。

また、被害から一定時間、クレジットカード会社に連絡しないことや対応によっても補償の有無が変わる場合があるので、スキミングに遭わないように事前対処することはもちろん、被害に遭ってしまったらすぐにクレジットカード会社に連絡を入れることが大切です。

早めの対応次第で、被害を最小限に抑えることができるかもしれません。

リスクを負わないために、海外プリペイドカードの検討をお勧め

海外プリペイドカードとは名の通り、カードに任意の金額をあらかじめ入金しておき、海外で利用できるカードになります。

国際キャッシュカードのように、直接、銀行口座と連携しているわけではないので、スキミング被害にあった場合でも、入金した金額のみの被害に抑えることができるメリットがあります。

必要金額のみを入金しておくことができる海外プリペイドカードは、スキミング被害のリスクも回避できますし、使いすぎる心配がないため、お金の管理が容易というメリットがあります。

主な人気の海外プリペイドカードは下記になります。

カード名特徴
Manew Cand(お勧め)「年会費無料」「引き出し手数料2USD」「5通貨でのチャージ可能」
JTB MoneyT Global「年会費無料」「引き出し手数料200円(税込)」「JTB日本語サポートがある」
キャッシュパスポート「年会費無料」「引き出し手数料200円(税込)」「Tポイントが貯められる」

まとめ

国際キャッシュカードは、その利便性の高さから利用価値を感じることができるかと思われます。

しかし、海外ではスキミング被害が多く、貯金額全てを失うリスクを考慮するとリスクを分散させる必要があると考えています

私は、海外へ行く際には、「国際キャッシュカード1枚」「海外プリペイドカード1枚(Manepa Card)」「現金」「クレジットカード2枚以上(静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 三井住友VISAクラシックカード)」を持参し、リスクを分散させています。

クレジットカードに関しましては、身分を証明することにも使用できますし、ラウンジを利用できる「プライオリティパス付帯クレジットカード(静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード楽天プレミアムカード)」「海外旅行保険付帯クレジットカード」もあり、利用価値は高く必ず持参するべきだと考えています。

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2018.04.05

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ABOUTこの記事をかいた人

三浦 哲郎 契約書作成専門行政書士

「行政書士三浦国際事務所所長」「行政書士・申請取次行政書士・文化庁公認著作権相談員・総合旅行業務取扱管理者」千葉県にて、契約書作成専門の行政書士事務所を経営しております(全国からのご依頼にご対応が可能でございます)。これまで、オーストラリア・フィリピンへの留学、フィリピン現地英語学校勤務、世界5大陸30ヶ国100都市以上へ渡航。趣味はサッカー(千葉県リーグ所属)。家庭では2児の父として奮闘しています。下記、「website」より当事務所の書類作成専門サイトに移行致します。