旅行・留学業専門行政書士でTabiJoy運営者の三浦です。
私は、2度の留学(オーストラリア・フィリピン)、世界5大陸約30ヵ国100都市以上への渡航、行政書士資格(契約書作成や申請代理を行える国家資格です)、総合旅行業務取扱管理者資格(旅行業唯一の国家資格です)、総合旅程管理主任者資格(海外の添乗業務を管理できる資格です)を取得し、十分な知識と経験を活かし留学カウンセラー業務を行っております。
また、以前は、フィリピンの語学学校に勤務していました。
フィリピン留学がここ数年で急激に人気が高まっている背景には「高い費用対効果」が期待できることにあります。
フィリピンでは欧米圏留学と比較して3分の1~4分の1程度で留学できるため、長期滞在も比較的容易ですし、マンツーマン授業のため、格安の費用で高い効果を得られるのです。
そんなフィリピン留学は、以前には「韓国人経営」の語学学校しかありませんでしたが、ここ数年で「日本人経営」の語学学校も増加しています。
そこでフィリピン語学学校を選定する上で、「韓国人経営」「日本人経営」のどちらが良いのかをメリット・デメリットに分けてご紹介したいと思います。
目次
日本人経営語学学校のメリット 「フィリピン留学 日本人経営と韓国人経営の違い」
- 日本人スタッフがいるので、困った時に頼りになる
- 日本人学生の比率が高い為、学習面や生活面で助け合える
- 韓国人経営に比べて、校則がゆるく自由度が高い
- 日本人向けの食事が提供される(日本食が多い)
- 汚いのが苦手な日本人に対応するために校舎が綺麗&常に清掃スタッフがいる
- 校舎内にジムやビリヤード場など豪華な施設が用意されている
- IT留学や0円留学など独自のカリキュラムがある
日本人経営語学学校のデメリット 「フィリピン留学 日本人経営と韓国人経営の違い」
- 日本人スタッフがいることで頼ってしまう
- 日本人学生が多く、日本語を多く話してしまう
- 校則がゆるい傾向にあるため、勉強に対する自己コントロールがある程度必要になる
- 宿泊施設と授業施設が別になる場合がある
- 昼食・夕食代が授業料に含まれていない場合がある
- 留学費用が韓国資本より高くなる傾向にある
韓国人経営語学学校のメリット 「フィリピン留学 日本人経営と韓国人経営の違い」
- 語学学校が郊外に位置していることが多いため、敷地が広くジムやプールなど様々な施設がある
- 短期間で英語力を向上させることを目的に設立されているため、短期間でも効果を実感できる
- IELTSやTOEFLなどTOEIC以外のコースがあることが多い
- 日本人経営の語学学校と比べて費用がリーズナブルな傾向にある
- 韓国人が半数以上を占めるため、レッスン以外でも英語を使用する機会が多い
韓国人経営語学学校のデメリット 「フィリピン留学 日本人経営と韓国人経営の違い」
- カリキュラムによっては、1日全てレッスンになることもあり体力的に大変
- 食事内容が韓国人生徒に合わせているため、舌に合わない可能性がある
- 日本人経営に比べて、サービス部分に力を入れておらず、不具合への対応も十分でない場合がある
- 語学学校が郊外に位置していることが多いため、遊びに出かける際には交通費がかかる
- 日本人スタッフがいない可能性がある
- wifi環境が良くないことが多く、寮では使用できないことが多い
初めての留学の場合は日本人経営を選定すると安心
このように「日本人経営」「韓国人経営」ともにメリットとデメリットがあります。
そのため、どちらが良いかを一概に決めることは難しいですが、「初めての留学」の場合はサポートが充実している日本人経営の語学学校を選ぶと良いでしょう。
フィリピン留学では慣れない環境と勉強のストレスで体調を崩される方も少なくありません。
そのため、日本人スタッフの有無や日本人の友人の多さなど勉強のストレス以外がかからない環境を作り出すことが大切なのです。
韓国人と日本人の考え方は大きく異なるため、トラブル対処や細やかな配慮は日本人スタッフでなくては難しいと考えています(言葉の壁もあるため)。
また、韓国人経営の語学学校通学中に体調を崩し、語学学校スタッフ(韓国人)に病院へ連れ沿ってもらう場合には、病状が英語での説明になってしまいます。
もちろん韓国人経営の語学学校であっても、日本人スタッフが滞在している語学学校もあるため、事前に確認が必要になります。
また、韓国人経営の語学学校では日本食は基本的に提供されません。
初めての留学・海外生活の場合は体調面を考慮して、日本食が提供される日本人経営の語学学校を選定すると良いのではないかと思います。
短期間での英語力の向上が必要な場合、TOEICなどの英語テストスコアが必要な場合は韓国人経営が良い
フィリピンに語学学校を設立し始めたのは韓国人です。韓国では就職や昇進に高い英語力が必要になり、韓国最大手のサムスンでは、入社にTOEIC900点以上が必要になります。
そのため、30歳くらいまでは一度も就職せず(徴兵もあるため)、親や親族がお金を出し合って教育を受けさせる文化が韓国にはあります。
少し甘やかしすぎかとも思いますが、それほど高い英語力(学力)が必要とされているのです。
そのような背景がある韓国では「短期間で効率良く英語力を伸ばす環境」が必須だったのです。
そこで英語力が高く物価が安いフィリピンに白羽の矢が立った経緯があります。
つまり、韓国経営の語学学校存続の第一条件として「英語力を向上させる」ということが挙げられるのです。
日本人経営のように「留学中のサポート」「施設の綺麗さ」「食事の豪華さ」などは極端なことを言えば、重要ではないのです。
英語力を向上させることに注力しているため、「短期間での英語力の向上が必要な場合」「TOEICなどの英語テストスコアが必要な場合」は韓国人経営の語学学校を選定すると効率が良いと言えます。
フィリピン留学のパイオニア企業 School With
私(三浦)がお勧めするフィリピン留学エージェントは、「School With」です。
School Withは、日本国内最大級の留学・語学学校案内企業であり、「口コミ」「評判」「学校情報」を随時更新しています。
School Withは、個別相談無料、学校手配料も無料です(学校側から手数料を受け取り運営しています。)
留学生の方は全て無料で利用できるため、フィリピン留学の情報を集めるだけはもちろん、実際にフィリピンにご留学される際にもお勧めです。