「夫婦世界一周」9つの注意点!世界一周準備・費用・お金管理・英語・体調

こんにちは!Tabi joy運営者で行政書士の三浦です。

私は南米→ヨーロッパ→アフリカ→アジアと夫婦で世界一周をした経験があります。

今回はその経験をふまえて、「夫婦世界一周9の注意点!」をご紹介したいと思います。

そもそもなぜ夫婦で世界一周に行こうと思ったのか?

もともと2人とも旅行が好きで、出会いも海外だったというのも大きいです。

フィリピンに語学留学をした際に知り合ったんですが、その後はお互い海外に住んでいたので、遠距離恋愛的な時期もありました。

なので、世界一周に行くこと自体には、まったく抵抗がなかったのですが、やはり「仕事をお互い辞めて世界一周に出る」となると、少し考えるものはありました。

「しかし、人生は一度しかない」。

日本以外に住みたいと思う場所があるかもしれないですし、何よりも世界一周に出なかったという後悔だけはしたくありませんでした

夫婦2人とも世界一周がしたいと思うのも、何かの運命なのかと思い、仕事に区切りをつけて世界一周に出ることを決意したのです。

簡単な私たち夫婦の自己紹介

夫(私)

心のどこかでは世界一周をしたいと思っていたのですが、お金もなかったですし、タイミングもありませんでした。

なんとなく旅行会社に勤めながら、世界一周のタイミングを伺っていると思いきや、社会の荒波で自分の心を失っていました。

現在は、行政書士事務所の代表を務めています。

これまでの海外生活は、合計約2年で渡航国は約30ヶ国。

看護師という女社会のストレス社会でもまれていた妻。

とにかく海外旅行が大好きで普段はまったくお金を使わないのに海外旅行にはふんだんに放出する特技を持つ。

これまでの海外生活は、合計約2年で渡航国は約40ヶ国。

01 準備や手続きは2人でする

準備期間はお互い仕事や手続きに追われて忙しい毎日がやってきます。

仕事に追われ、旅の準備に追われ、そもそも世界一周して大丈夫??という不安に襲われます。

自分たちで世界一周しようと決めたはずなのに、それがケンカの種になってしまったり、悩んで自分の首をしめることになってしまったり。

そんな時に「自分だって忙しいんだよ」のような発言をしてしまったら、想像に難しくないと思います。

世界一周は、2人で協力して手続き準備は進めないといけません。やらなくてはならないことは多いのです。

02 お金の管理方法を決めておく

お金をどのように持っていくのか、そしてどちらが管理するのか、を明確に決める必要があります。

個人的には、お金の管理だけは2人ではなく、どちらかが担当したほうがスムーズだと思います。

世界一周中は基本的に移動が多くなるので、そのたびに「あのカードどっち持ってたっけ?」「そのカードって残高あるっけ?」なんていう確認はなかなかできません。

また、どちらが管理するか決めておかないと、常に「相手が持っているだろう」という発想が生まれてしまうので、クレジットカードなどの貴重品をなくしてしまった場合や盗難に合った場合に気がつくのが遅くなってしまいます。

私たちの場合は妻がすべて管理してくれていました。

なので、私は各国の現金がどんなものなのか、あまり把握していません。それはそれで問題のようですが、結果としてよかったと感じています。

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03 役割分担を決めておく

どちらが洗濯をするのか?それとも2人でするのか?

どちらが食事が作るのか?それとも2人で作るのか?

などなど、世界一周中の生活での役割分担を決めておくことはとても大切です。

最初のうちは、適当に洗濯や食事をしていても問題ないと思いますが、どちらかに偏ると不満がでてくるものです。

24時間一緒にいるわけなので、ちょっとした蓄積が我慢できなくなってくるのです。

「昨日はおれがやった」「1週間前は私がやっていた」なんていう、不毛な討論にならないように旅のルールを決めておくとスムーズにいくのかなと思います。

私たちの場合は、洗濯は妻、食事は私といったように役割分担していました。

04 英語などの語学力をあげておく

世界一周に語学力はなくても良いとは思いますが、やはり語学力があると安心ですし、楽しいと思います。

「語学力が無くても世界一周できた!!」なんて言う声も聞きますが、「楽しさ」と「問題回避能力」を得るためには、語学力がないと難しいというのが個人的な意見です

2人とも語学力があると、リアルタイムで「こんなこと言ってるよね」「この人、だまそうとしてきてるね。」など夫婦で意思の疎通が出来るので、世界一周がスムーズにいくことが多いです。

私たちの場合は、2人とも留学経験者だったので、あまり問題はなかったのですが、ツアーに申し込む際などの約款説明などは苦戦しました。

契約内容について「英語が読めなかった」では通用しないので、自分の身を守るためにも、世界一周前から英語学習を進めておくことが大切だと思います。

勉強方法としては、世界一周の準備中に時間が無い場合は「オンライン英会話」、時間に余裕がある場合は「フィリピン留学」がおすすめです。

05 お互いが行きたい場所をピックアップしておく

これは準備期間でしっかり話し合うことが必要ですし、世界一周に出てからも必要です。

しかし、準備期間の段階ではざっくりでいいと思います。個人的には世界一周中に情報収集しながらルートを修正していくのがいいかなと思っているからです。

スケジュールをガチガチにしてしまうと、飛行機欠航などのトラブルに対処できなくなってしまいますし、なによりも世界一周中に出会う「旅人」たちの声を聞いてから、渡航国を決めたほうが楽しいところに行ける気がします。

お互いに「この国だけは譲れない」「この世界遺産だけは絶対行く」など譲れないポイントを決めておけば、いくらスケジュールを旅中に変更しても、全体のスケジュール管理はしやすくなると思います。

ここでの注意点は「相手が行きたい場所を否定しないこと」です。

行くか行かないかはおいといて、相手の意見を尊重することが大事です。

06 旅の目的を決めておく

これは意外と大事かなと思います。世界一周に何を1番求めているかということです。

「世界遺産をみたい」のか「世界中に友達がほしい」のか「世界のおいしい食事を食べたい」のかをある程度決めておくと、ひとつひとつの選択が楽です

例えば旅中によくあるシチュエーションは、観光できる時間は今日の夜しかない。そのため、「世界遺産を見る」か「現地のご飯を食べる」どちらかしかできない。

そんなシチュエーションになったらどうしますか!?1人世界一周なら好きなようにすればいいのですが、夫婦となるとそうはいきません。

2人で世界一周の目的を共有しておかないと、ちょっとした選択肢が出てきたときに決定に時間がかかってしまいますし、喧嘩の要因にもなってしまいます。

07 旅中は常にお互いの体を気遣う

これは日常生活でも変わりませんが、世界一周中は特に相手を気遣う気持ちが大事です。

海外の食事でお腹を壊したり、移動が多くて体が常にだるかったり。

普段の生活とは違うリズムに体がついていけないときが誰にでもあります。

日本で体調を崩したら自宅で安静にしていることができますが、世界一周中はホテル滞在のため、なんだか落ち着かないことも多いです。

どちらかが体調を崩してしまったら、最悪の場合「世界一周がストップ」してしまうこともあるので、相手の体は自分の体くらいに考えなくてはいけません

私たちの場合は、毎日妻がビタミン剤を飲むように提案してくれました。

あとは、食事担当の私が率先して野菜を取り入れたり、とにかく栄養があるものを食べるように心がけていました。

世界一周中は、ほとんど毎日「野菜スープ」を作って、食べていました。

野菜はどこの国でも地元のマーケットに行けば安いので、「安い・栄養ある・うまい・作るの楽」の「野菜スープ」は万能薬です。

08 お互い感謝の気持ちを忘れない

旅中は24時間一緒にいることもあって、感謝の気持ちを忘れかけてしまいます。

そればかりか、相手に対する不満のほうが目に付くようになるのです。

よくお笑い芸人さんが「相方とず~と一緒にいたらきついですわぁ」と話しているのを聞いたことがありませんか?

私はお笑い芸人ではないので、詳しくはわかりませんが、「これがそんな気持ちかぁ」と考えることもありました。

夫婦と言えどもお互い仕事や育児があって24時間一緒にいないものですよね。

それが急に世界一周中は、24時間一緒になります。

お互い多少は不満がたまって当然です。

不満が溜まることを我慢するのではなく、相手への感謝の気持ちを持ち続けることによって、結果的に不満も少なくなっていくのではないかと思います

09 旅が終わってからのことを話す

旅が終わっても夫婦生活は終わりません。

世界一周をしているとお互いの考え方が少しずつ変わっていくのがわかります。

それが2人とも同じ考えになるのか、違う考えになるのかは夫婦によって異なると思いますが、とにかく物事に対する考え方は変わります。

2人が世界一周で「何を感じて」「何を思った」かを共有して、2人での生き方を見つける作業が必要だと考えています。

まとめ

いろいろと書きましたが、結果的に「夫婦で世界一周に行ってよかった」と心から思えます

無くなったものはお金くらいでしょうか。

たくさんのケンカもしましたし、トラブルにも巻き込まれました(ドイツで強盗にあったり、モロッコでフェリーにおいていかれそうになったり、アイスランドで遭難しそうになったり)。

スピードが異常な夜行バスに15時間乗って死の恐怖を味わってみたり、飛行機がありえないくらい揺れて隣のおじさんが神に祈りをささげていたり、とその時その時では嫌なことや怖いこともたくさんありました。

しかし、「夫婦で世界一周に行ってよかった」そう思うのは、「2人ならなにがあっても乗り越えて生きていけるな」という、2人の中で確かな自信が芽生えたからです

お互いのダメなことや嫌なことも深く知ることができましたし、やっぱり1人よりも2人のほうが楽しいと思っています。

人生何があるかわかりませんし、お互いの信頼関係がどこまで続くかもわかりません。

そんな中で夫婦関係を続けていくのは、ほんとうに難しいことだと感じています。

しかし、夫婦世界一周で得た、お互いの信頼はちょっとのことでは崩れないと思っています。

2人で過ごした世界一周の時間というものは、いつまでも色あせないからです。

お金や時間、仕事など多くのことをクリアしなくてはなりませんが、夫婦世界一周にはその価値が間違いなくあると思います。

もっと多くの夫婦が世界一周に出かけられる世界になってくれればと願っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

三浦 哲郎 契約書作成専門行政書士

「行政書士三浦国際事務所所長」「行政書士・申請取次行政書士・文化庁公認著作権相談員・総合旅行業務取扱管理者」千葉県にて、契約書作成専門の行政書士事務所を経営しております(全国からのご依頼にご対応が可能でございます)。これまで、オーストラリア・フィリピンへの留学、フィリピン現地英語学校勤務、世界5大陸30ヶ国100都市以上へ渡航。趣味はサッカー(千葉県リーグ所属)。家庭では2児の父として奮闘しています。下記、「website」より当事務所の書類作成専門サイトに移行致します。