行政書士の三浦です。
行政書士試験に大切な、意思能力と行為能力の違いについてご紹介したいと思います。
意思能力(いしのうりょく)とは、民法上、自然人が有効に意思表示をする能力のこと。
行為能力(こういのうりょく)とは単独で確定的に有効な法律行為をなしうる地位または資格のこと。いずれも意思表示あるいは法律行為の有効性に関する民法上の概念であるが立証方法やそれを欠く場合の法的効果は異なる。
双方ともに読んだまま理解すれば良いのですが、意思能力は「これをしよう!」と意思を持つこと。
一般的には10歳程度で意思能力があると判断されますが、明確な規定はありません。
そのため、12歳でも意思能力がないという場合もありえます。
行為能力は、意思能力よりも年齢が上がり、実際に行動に移せる能力のことになります。
具体的に、意思能力がある、行為能力があるというのは個別に判断されることになります。
行政書士試験では、
権利能力(出生により得られます)→意思能力→行為能力
の順に当該能力を有している年齢が上がることを理解していれば良いと思います。
上記能力について、ピーポイントで出題される可能性は低く、法文や判例を理解するための基礎知識となるためです。
行政書士試験通信講座一覧
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