ポリグロットとは、5ヶ国語や10ヶ国語を自由に操る多言語を操る人の名称です。
私は、留学や世界旅行に出る前はそんなことは不可能だと考えていました。
日本人は何年も英語を勉強してもまったくできない方がほとんどです。
しかし、今回お伝えする方法は世界各国のポリグロットの方に聞いた方法なので、試してみる価値はあるのかもしれません。
驚くことに出会ったポリグロットの方は、ほとんど同じ方法で勉強していたのです。
目次
フィリピンで出会った23歳の女の子
この人が、私が人生で初めて出会ったポリグロットの人です。
フィリピン留学時代の英語の先生で日本語もペラペラでした。
その他にも韓国語、タガログ語、スペイン語など8ヶ国語くらい操っていました。
その人いわく、だいたい、1言語取得するのに半年あれば誰でもできるようです。
ベルギーで出会ったホテル経営の方
ベルギーは様々な国の方が暮らしているので、基本的にはフランス語ですが、オランダ語、ドイツ語なども日常で使います。
なので、こちらの方だけではなく、3~4ヶ国語話せる人は普通だそうです。
こちらの方も6ヶ国語くらい話せるようで、フィリピンの女の子と同じく、半年あれば一つの言語を取得できるとのことでした。
勉強方法の手順
①好きな映画やドラマを選ぶ
見ていて飽きないので、必ずあなたが好きな映画やドラマを選びましょう。(できれば30分~40分で一話が完結するアメリカドラマがオススメ)(英語がわかりやすいので、初心者の方はアメリカドラマのフルハウスやFriendsがオススメ)
②会話の字幕をすべて紙に書き出す
めんどくさいと思った方は、有名な映画やドラマなどは字幕(スクリプト)がネットで拾えるのでそれを印刷したらいいのですが、できれば書いたほうが効果が高いです。
③書き出した字幕をすべて訳す
最初のうちはGoogle翻訳などの翻訳ソフトを使ってもいいと思います。高い効果が得たいなら辞書を片手にひたすら自分で訳しましょう。
④訳した紙を片手に映画(ドラマ)を見る
1回1回、一時停止でストップさせ、役者の方のマネをして続けて発音しましょう。
それを3回繰り返す 同じシーンを何回も見るのは本当に苦痛なんですが、これが1番大事です。
なぜこの方法で英語が取得できるのか?
これはフィリピンのポリグロットの女の子が日本語で説明してくれました。
英語を取得するためには「読む」「聞く」「書く」「話す」のすべてをやらないと取得できません。
日本の教育では「読む」「聞く」は得意な人が多いと思いますが、「書く」「話す」ができないので取得に時間がかかってしまうのです。
例えば「Travel」という単語。
「読む」「聞く」ではほとんどの日本人の皆さんができると思います。
しかし、「書く」「話す」はどうでしょうか。特に「話す」は「r」と「l」を続けて発音しなくてはならないので、ほとんどの人はできないのではないでしょうか。
そのように「読む」「聞く」はできるけど、「書く」「話す」ができない場合、記憶の定着が難しくなってしまいます。
なので今回紹介した映画を使っての学習は「ありきたり」なようですが、しっかりと方法通り行うと「読む」「聞く」「書く」「話す」を一体的に学ぶことができるのです。
まとめ
すごい方法論があると想像していた方にとっては「こんなことか」と思うかもしれませんが、英語を取得するのに本当の近道はないと思います。
基礎を固めることがなによりも大事だと思います。
私は海外の語学学校で働いていたことがあり、語学を取得することの大変さを心底感じてきました。
「聞き流すだけで英語がわかる」などは絶対にないです。
それは、わからない単語をいくら何回も聞いたところで、わからないものはわからないからです。
もし、どのように勉強すればいいのかと悩んでいたら、試してみてください。
1ヶ月くらい続けないと効果を実感できないので、最初のうちは大変だと思いますが、行う価値はあります。
たとえ効果が感じられなかったとしても、「好きな映画見れたし。」くらいの気軽な気持ちでやってみるのがいいのかもしれません。
私個人の経験としては、「24」シリーズを全作、上記の方法で見た後にTOEICを受験したところ、リスニングで420点を取得できました。
TOEIC対策はまったく行っていなかったので、私個人としても大変おすすめの学習方法です。