行政書士試験は、「憲法」「行政法」「民法」「商法」「一般知識」から構成される国家資格です。合格率は年度により変動がありますが、2%〜10%程度となり、難関資格のひとつでもあります。
同じ法律系の資格である司法試験や司法書士と比べると、難易度は下がるため独学で学習することも可能とも考えられています。
しかし、行政書士試験は、問われる法知識や解釈等に一定の出題傾向があり、就労・就学中に合格を目指すのであれば、時間効率を考え、通信講座や通学講座を受講することが現実的だと考えられます。
私も実際にいくつかの通信講座を受講しましたが、どちらの企業であっても教材に大きな記載内容の違いはありません。法令や判例に関しては一言一句間違いなくどちらの教材にも、行政書士試験に重要な項目が記載されているからです。
しかし、各社通信講座により「法令や判例に対するアプローチ」が異なると考えています。
行政書士試験は、「テスト本番に法知識の全てを集結してその場で考えさせる」問題が多く出題されます。もちろん条文内容がそのまま出題されることもありますが、柔らかい頭でその場で考える問題を攻略しなくては、合格点である300点中180点には到達できないように出題されます。
そのため、行政書士試験は法令や判例を「暗記」する試験ではなく、「解釈」する試験と言えます。
当たり前ですが、各社通信講座は、専任講師や企業運営方針から重要視する項目やテキストの構成まで全く異なります。どちらの講座が一概に良いとは言えず、ご自身の感覚に合うかということがとても重要だと思います。
「テキストは絶対カラーがいい!」
「スマホやPCで講義を聞きたい!」
「わからないことがあれば質問したい!」
などなど、通信講座を受講する上で、重要視する項目は人それぞれ異なると思います。
漫画や雑誌も同じだと思います。手に取った瞬間に、「なんかこの絵やだなぁ」「なんかしっくりこないなぁ」という感覚は誰しもが持っているものです。
教材とは長い期間の付き合いになるので、感覚的に「これだ!」っと思える教材を選ぶことはとても大切です。
少しでも教材との付き合いをストレスのないものにするため、無料の資料請求や各社公式ホームページで教材の内容や講師を把握しておくことが大切です。
行政書士試験は最低でも半年、就労されている場合は最低でも1年は必要な試験です。行政書士事務所に勤めながら数年かけて取得する方も珍しくありません。
最近は、無料の資料請求でも模擬授業のDVDがついていたりと資料が豪華な企業も多いです。
貴重な学習時間をご自身に合わない教材で無駄に消費してしまわないよう、まずは、各社講座を確認してみてください!
通信講座受講前に確認する項目
- 費用(数万円〜数十万円まで多岐に渡ります)
- 支払い(一括か分割か?クレジット可能か?)
- 教育訓練給付制度を利用できるか?
- 教材内容(テキストはカラーか?DVD・WEBに対応しているか?)
- 教材の配送時期(一括か分割か)
- 2台のPCやスマホで受講可能か?
- アフターフォロー(質問可能か?いつまでフォローしてくれるか?)
- 講師(話し方や癖など。気になることがある場合は、受講後にストレスになるので別の教材を利用することを検討しましょう。)
株式会社TACグループ出版販売(本販売)
※TAC出版オンライン書籍サイト【CyberBookStore】公式ホームページより引用
資格と言えば「TAC」。大手ならではのノウハウと実績が教材のクオリティの高さを誇っています。セットでの購入や会員割引があるので、本屋やアマゾンで購入するよりお得です。
会員登録の入会費用・年会費は無料です。また、会員になると送料も無料です。詳しくは公式ホームページをご覧ください。
LEC
※LECオンラインショップ(E学習センター)公式ホームページより引用
「TAC」と実力・知名度を二分する大手資格学校「LEC」。
「憲法」「行政法」「民法」「商法」「一般知識」別に教材を購入できるだけでなく、講師の選択肢の広さ、初学者から上級者対応と幅広い需要に対応しています。
ヒューマンアカデミー通信講座[たのまな]
※ヒューマンアカデミー通信講座『たのまな』公式ホームページより引用
幅広い資格取得を支援している「ヒューマンアカデミー」の通信講座です。教材内容はクレアールと提携しているので、クオリティの高さはお墨付き。
行政書士の他にも多くの資格資料を一括で請求することができるので、行政書士を取ろうか?それとも他の資格?と悩んでいる場合に、まず資料請求しようと考えている際に重宝します。
L・A
※合格者返金制度あり!!資格講座のエル・エー公式ホームページより引用
スマホでも講義を受講できるL・Aは、高い質の講義で人気を博している企業です。
公式ホームページより無料講義を受講できるので、百聞は一見に如かずということで、まずは講義を見てみてください!質の高さを体感できると思います。
通勤講座
※スマホで学べる通勤講座公式ホームページより引用
通勤講座はその名の通り、通勤時間に学習できるように特化した通信講座です。
行政書士は難関資格なので、相当な覚悟と時間を必要とします。仕事に家事、育児、趣味と1日の内に勉強できる時間は限られている中で、通勤時間で合格しよう!というコンセプトで運営されており、15,000人を超える受講者が集まる人気通信講座となっています。
ゼミネット
※行政書士試験を効率的に学習ゼミネット公式ホームページより引用
ゼミネットの魅力は、その費用のリーズナブルさにあります。
数十万を超える通信講座もある中、38,000円〜と気軽に受講できるメリットがあります。行政書士試験でどんな感じ??という場合には重宝する講座です。
AVIVA
※AVIVAの行政書士講座公式ホームページより引用
パソコン教室で有名なAVIVAの行政書士通信講座です。また、実店舗を全国に有しており、安心感と実績を兼ね揃えています。
資料請求には、行政書士講座内容と併せて「一生モノ資格発見BOOK」という、将来設計に必要な資格が一目でわかるマニュアルBOOKも請求できます!詳しくは公式ホームページにて!