著者は、これまで旅行会社や留学エージェントに勤務し、「総合旅行業務取扱管理者」「総合旅程管理主任者」資格を取得しました。
そこで今回は、旅行業唯一の国家資格である「総合旅行業務取扱管理者(&国内旅行業務取扱管理者)」と「総合旅程管理主任者(&国内旅程管理主任者」の情報と取得価値をまとめてみました。
目次
- 1 総合旅行業務取扱管理者基本情報
- 2 国内旅行業務取扱管理者基本情報
- 3 旅行業務取扱管理者試験要項のまとめ
- 4 旅行業務取扱管理者試験合格は独学で大丈夫なのか?
- 5 旅行業務取扱管理者の4つの魅力
- 6 総合旅程管理主任者とは?
- 7 国内旅程管理主任者とは?
- 8 試験合格は独学で大丈夫なのか?
- 9 旅程管理主任者の4つの魅力
- 10 「総合旅行業務取扱管理者」「総合旅程管理主任者」を取得して
- 11 本業・副業のツアーコンダクターになるには
- 12 「総合旅行業務取扱管理者」合格!著者が利用した教材のご紹介
- 13 フォーサイトとは?
- 14 フォーサイト紹介Youtube
- 15 合格者インタビュー
- 16 無料資料請求 内容
- 17 まとめ
総合旅行業務取扱管理者基本情報
旅行業唯一の国家資格であり、営業所ごとに設置義務があるため、旅行会社からのニーズが高い資格です。
合格率は全4科目一発合格ですと12%前後なので、一定の学習時間が必要になります。
しかし、科目合格制度があるので、無理なく合格を目指すこともできます。テスト内容は、英語や世界の観光地など範囲は広いので、旅行系の専門学校や通信講座での学習が必要です。
こちらの総合旅行業務取扱管理者と国内旅行業務取扱管理者との違いは、総合は海外旅行業務を扱える点で異なります。
大手旅行会社就職の際に有利ですし、ご自身で海外旅行を取り扱う旅行会社を立ち上げる際には必須資格になります。
国内旅行業務取扱管理者基本情報
国内旅行業務取扱管理者は、合格率約30%程度と総合旅行業務取扱管理者よりは取得しやすいですが、こちらも一定の学習時間は必要になります。
テスト内容に英語や世界の観光地が含まれず、基本的に日本国内のみの学習範囲となります。
総合旅行業務取扱管理者への足掛かりとして取得される方が多いです(国内旅行業務取扱管理者を取得すると、総合旅行業務取扱管理者試験の科目免除があります)。
旅行業務取扱管理者試験要項のまとめ
概要を一言で言うと、「総合」を取得すれば海外を扱う旅行業務の責任者、「国内」を取得すれば国内を扱う旅行業務の責任者になれるということです。
難易度は、総合>国内となるので、どのように旅行業に携わりたいかで取得資格を選択すると良いと思います。
総合は国内と比べ、合格率も低く、国内以上の努力が必要ですが、多くの旅行会社では「総合」を取得すると手当がつく場合が多いので、給料面はもちろん社内の地位も確立できるので「総合」のメリットは大きいです。
旅行業務取扱管理者試験合格は独学で大丈夫なのか?
旅行業務取扱管理者を取得するための2年生の専門学校があったり、各種通信教育教材が出ていることを考慮するとある程度の難関試験であることは否めません。
効率よく合格を目指すのであれば、専門学校や各種通信教育教材が必要になります。
総合旅行業務取扱管理者の場合
2,000円〜3,000円の書店で購入出来る市販参考書でも内容は網羅していますが、内容を羅列させているだけなので、すべて暗記状態になってしまいます。
運賃計算などややこしい科目もあるので、「なぜそのような答えになるか?」「答えをどのように導き出すか?」ということを学ぶには、市販参考書では難しいのです。
特に「総合」は英語科目もあり、体感的にはTOEIC600点程度なくては対応できない問題も多いです。
付け焼き刃の英語では、なかなか対応が難しくピンポイントで頻出単語や言い回しを学習する必要があるのです。
つまり英語力があり、暗記が得意であれば「総合」であっても十分独学で合格を目指せると思います。
英語や暗記が苦手だと感じている際には、専門学校に入学や動画講義を配信している各種通信教育企業を利用するのが最短の合格への道です。
専門学校や各種通信教育教材はもちろん費用が発生しますが、総合旅行業務取扱管理者を取得すれば、月2万円程度の資格手当がつく企業も多いので、すぐに元は取れると思います。
国内旅行業務取扱管理者の場合
「国内」に関しては、出題範囲が「総合」と比べて狭いので、市販参考書一冊でも十分対応できます。心配であれば専門学校や各種通信教育教材を利用しても良いと思いますが、著者は、市販の参考書一冊しか利用しませんでした。
旅行業務取扱管理者の4つの魅力
- 旅行業界唯一の国家資格(取得者には毎月手当がつく企業が多いです)
- 旅行会社を設立することが可能(旅行会社には、旅行業務取扱管理者の設置義務があります)
- 仕事で世界中に渡航できるチャンスがある(著者は、これまで世界5大陸30ヶ国100都市以上に渡航することができました)
- 旅行会社への就職や転職のチャンスが広がる(募集要項に要資格者と記載している企業も多いです)
総合旅程管理主任者とは?
ツアーやパック旅行などに同行し、主任ツアーコンダクターとして添乗業務を行うために必要な資格です。
総合旅程管理主任者を取得すると海外添乗の主任ツアーコンダクターとして活躍できます。
資格取得は、研修受講と修了試験、および添乗経験または添乗研修に参加するなどの実務経験が必要となります。
国内旅程管理主任者とは?
国内のツアーやパック旅行などに同行し、主任ツアーコンダクターとして添乗業務が可能となります。
試験合格は独学で大丈夫なのか?
主任ツアーコンダクターの総合&国内旅程管理主任者は、基本的に研修を受講して終了試験(しっかりと研修期間学習すれば落ちることは稀です)を通過すれば良いので、旅行会社に勤務後などに無理なく取得することができます。
個人でツアーコンダクターの仕事がしたい、就職前に有利になるように先に取得しておきたいという場合は、旅程管理主任者取得学校などを利用すると良いでしょう。
旅程管理主任者の4つの魅力
01 マイルが貯まる
マイルとは簡単に言えばポイントカードみたいなものです。
移動距離や予約席を参考にマイルが貯まる仕組みなので、ツアーコンダクターは仕事中にマイルを貯めることができ、実質的に移動分のマイルを給料に上乗せすることができるのです。
貯まったマイルは、国内線の特典航空券やクーポン券に交換することができるので、利用価値は高いです。
また、マイルが貯まることによって空港ラウンジを使用できたり、航空会社独自のサービスを受けることができます。
ベテランツアーコンダクターの多くは、航空会社から優遇されており、VIP扱いされることも少なくありません。
02 豪華ホテルに宿泊できる
ツアーコンダクターは、基本的にお客さんと同じホテルに泊まり、食事を食べます。
もちろん、ツアーコンダクターは別途宿泊費等を支払う必要はないので、給料をもらいながら現地の名物を楽しむことができ、旅行気分を味わうことができます。
03 貯金ができる
こちらは、給料がいいというわけではありませんが、添乗中は自分のお金を使うタイミングがないのでお金が貯まりやすくなります。
また、VIPの旅行客に添乗するような、スキルの高いツアーコンダクターになることができれば、給料は交渉次第となるため、実力次第では大きく稼ぐことも可能です。
04 世界中へ渡航できる
こちらは単純なのですが、仕事で海外に渡航することができるので、旅行好きの方にとって、とても良い仕事です。
急なトラブルや急病人への対処など大変なことは多いですが、お客様に多くの思い出を作ることができるやりがいのあるお仕事です。
「総合旅行業務取扱管理者」「総合旅程管理主任者」を取得して
著者は、「総合旅行業務取扱管理者」「総合旅程管理主任者」を取得したことで大きく人生が変わったと感じています。
これまで旅行会社勤務の中で、世界5大陸30ヶ国100都市以上に渡航できたことも、資格のおかげだと思います。
旅行会社には旅行業務取扱管理者の設置が義務であり、添乗業務(ツアーコンダクター)を行うには旅程管理主任者資格(主任でない場合は不要です)が必要です。
つまり、旅行業のプロの証明となる「旅行業務取扱管理者」「旅程管理主任者」へのニーズは常にあり、旅行業法が改正されない限り不変です。
著者が特に資格を取得して良かったと感じていることは、以前勤務していた旅行会社で毎月のようにハワイに渡航できたことです。
少し悪い言い方になってしまいますが、会社負担で旅行できることは、旅行会社勤務やツアーコンダクターの特権だと思います。
本業・副業のツアーコンダクターになるには
ツアーコンダクターとして働くには、一般的に、ツアーコンダクター派遣会社に登録する形になります。
もちろん、個人単位でお仕事をすることも可能ですが、多くの旅行会社はツアーコンダクター派遣会社と提携しているため、どうしても枠が少なくなってしまいます。
また、個人でお仕事をする際には、添乗しながら営業もご自身で行う必要があるため、安定してお仕事を取ることは容易ではありません。
下記、旅行綜研は、JTBやHISなど大手旅行会社と提携し、約1,200名のツアーコンダクターが登録している大手ツアーコンダクター派遣会社となります。
ツアーコンダクターに興味がある際には、チェックしてみてください。
「総合旅行業務取扱管理者」合格!著者が利用した教材のご紹介
ここからは、著者が実際に利用した通信講座のご紹介です。
著者は学生時代、「自分は何の仕事したいんだろう」とずっと考えていて、大学卒業後の留学をきっかけに「旅行・留学関係」の仕事へ進むことを決意しました。(現在は、行政書士として、旅行会社設立やセブ留学等の支援をしています。)
やはり旅行関係の仕事をするなら、旅行業界唯一の国家資格である「総合(国内)旅行業務取扱管理者」を取らなくてはという考えから勉強を始めました。
しかし、勉強開始当時は予想以上の難しさと範囲の広さに、正直なところ苦戦しました。
これは真剣に取り組まなくてはと思い、各資格学校や通信講座を調べ、様々な資料を取り寄せました。
その中で、著者が選んだ教材は、料金が安くカラーテキストのフォーサイト通信講座です。
「料金安いから最悪あきらめてもいいかな」
「カラーだからなんとなく、漫画みたいに読めるんじゃないか」
というところからスタートし、結果、短期間で合格をすることができました。
フォーサイトとは?
こちらがフォーサイトの強みです。
高い合格率
フォーサイトの教材は、高い合格率を誇っていることで有名です。
約半数の51%を合格に導く確かな指導力とテキストが用意されています。
ちなみに、旅行業務取扱管理者は科目合格の制度があるので、次年度に限り合格科目を繰り越すことが可能です。
充実の教材
ファーサイトは、他の通信教育企業に比べて、充実した資料を無料資料請求で郵送してくれます。
講義DVDもついてくるので(無料)、事前にクオリティをチェックすることもできます。
納得の低価格
フォーサイトは、他の専門学校や通信教育に比べて格段に安いです。
このクオリティでこの値段で提供できるのなら、「他の専門学校や通信教育企業は費用が高すぎだ」と思う仕上がりです。
社長がすごい
こちらがフォーサイトの社長・山田さんなのですが、ジャパンタイムズの選ぶ、アジアのリーダー100人に選ばれているんです。
日本だけではなく、アジアを牽引する企業の社長さんです。
フォーサイト紹介Youtube
合格者インタビュー
こちらの方は、「総合」と「国内」を両方フォーサイトで取得しています。
勉強範囲は「総合」と「国内」は基本的に同じで、「総合」は「国内」にプラスで「海外業務」と「英語」が加わる形になります。
無料資料請求 内容
資料は、
- Q&A
- サンプル教材
- 通信教育学校選定3つのポイント
- 合格体験記
- 教材案内
- フォーサイト紹介
- 講義DVD一枚
の6冊とDVD一枚が届きます!
1 Q&A
通学か?通信か?独学か?など合格を目指す上で、誰もが疑問に思うことをQ&A方式にまとめたものです。
2 サンプル教材
著者は、フォーサイトの「行政書士」講座も受講しましたが、全てのテキストはカラーでシンプルでわかりやすいです。
字ばかりのテキストは、やる気を保つことが難しいと感じる方にはお勧めです。
3 通信教育学校選定3つのポイント
フォーサイトが作成した「学校選定案内」なので、最終的にはもちろんフォーサイトでがんばろー!となります。
予定調和な話ですが、学校選定に役立ちます。
4 合格体験記
数名の合格体験記が掲載されています。
「3ヶ月しか勉強しませんでした。」と記載されている方が多い印象でしたが、経験上、6ヶ月程度の学習期間は必要です。
5 教材案内
教材には何が入っているか?受講料など、フォーサイトの教材を総合的にまとめたものです。
6 フォーサイト紹介
フォーサイトの合格率や本社など、フォーサイトの会社紹介本です。どちらの試験でも高い合格率を出しています。
講義DVD一枚
講義DVDが一枚ついてきます。
フォーサイトでは「CDコース」と「DVDコース」が用意されており、著者は、「CD+DVDコース」を選択しました。
それでも「CD+DVDコース」を選んだ理由は、「映像で体系的に記憶したい」「iphoneなどに講義を入れて持ち歩きたい」という考えからでした。
どちらのコースにするかは、個人の勉強方法によりますので、一番頭に入りやすいと感じるプランを選ぶと良いと思います。
まとめ
フォーサイトは高い合格率を誇り、また、無料資料請求をしても営業の連絡がありません。
そのため、「どちらの専門学校・通信講座にしようか?」と悩んでいる場合は、まずは、どのような教材なのかを見てみるのも良いかもしれません。
また、フォーサイト以外の様々な専門学校や通信講座から資料請求することも、ご自身に最も合った教材を見つける有効な方法です。
今回は、フォーサイトのご紹介でしたが、ご自身に最も適応する教材を見つけて頂くことが合格への最短の道だと考えています。
最後になりますが、私は「総合旅行業務取扱管理者」を取得でき、心から良かったと感じています。
現在、個人で旅行・留学関係のお仕事ができるのも、資格の恩恵は大きいです。
お勤めの場合でも、資格手当や役職手当が付く会社さんも多くあるので取得して「損は全くない資格」だと考えています。
「総合旅行業務取扱管理者」は、海外旅行を扱う営業所に必ず一人以上置かなくてはならないと旅行業法で定めてあるため、ニーズが高い資格なのです。
年々、旅行業務取扱管理者の試験は難化傾向にありますが、それだけ資格取得のメリットも高くなっています。
資格取得へ向け、頑張って下さい!