1999年に日産が「取締役会・社内文書」を英語にしたことを皮切りに、2012年にはファーストリテイリング(ユニクロ)、楽天が社内英語公用語を発表しました。
その後も、武田薬品工業や本田技研工業が英語公用語化を目標にするなど、英語スキルが必須になってきています。
また、そちらに伴いTOEICスコアを重要視する企業が増加しています。
「入社・海外転勤・昇級・昇進」の際、ある一定のTOEICスコアがなくては足切りにされてしまうという厳しいものです。
TOEICスコア目安は、最低でも600点以上〜を設定している企業が多く、働きながらこのスコアを取得するためには、高いモチベーションが必要になるかと思われます。
そこで、モチベーションを落とすことなく、気軽にTOEICスコア向上をサポートするスマホアプリをご紹介したいと思います。
スマホアプリであれば時間や場所を選ばずいつでも学習することができますし、高額な費用をかける必要もないため、利用価値が高いツールだと考えています。
今回は、「リーディング」「リスニング」対策アプリに分けてご紹介致します。
目次
「リーディングアプリ」
リーディングセクションは75分間で100問を解答しなくてはならないため、「解答スピード」が求められます。瞬時に正誤を判断できるスキルが必要となります。
リーディングセクション対策アプリを選定する上で心がけたことは、「興味がある内容」を配信しているかどうかということです。
いくら英語の勉強とはいえ、興味がない内容での学習はストレスがたまってしまうと思います。
ご紹介しているアプリは英語学習はもちろん、様々な情報のカテゴリーがあるので、知識としても役立つものとなっています。
LissN
こちらは、日本経済新聞公式アプリになります。
そのため、英語学習に適しているのはもちろん、最新の情報を収集できる点が最大のメリットです。
日経記事を毎日5本配信しており、1本約2分から5分程度になります。私も実際に使っているのですが、ビジネス用語や会計上の表現も多く難易度は高めです。
しかし、TOEIC対策には適しています。というのもTOEICはビジネスシーンを題材にした出題になるため、こちらのアプリで学習したことはそのままTOEIC対策にもなるからです。
すべての記事は音声読み上げ機能があり、「最新のビジネス情報をリアルタイムで、しかもリーディングとリスニングが可能」なためTOEICスコアの向上を有効にサポートしてくれます。
TED i SUB
こちらも、私は実際に使用しています。TEDの良いところは「最新のテクノロジーやアイデア」を学ぶことができる点です。
また、TEDはプレゼンテーションスキルを学ぶこともできます。TEDに登壇する方は、様々な分野で著名な人々なので、プレゼンテーションスキルがとても高いです。
しかも、「最新のテクノロジーやアイデア」をわかりやすく丁寧に説明してくれるので、スピーキングスピードは遅めで(個人設定もできます)はっきりと発音してくれるため、英語学習に適していると言えます。
もちろん日英字幕付きなので、日本語訳も確認しながら英語を学ぶことができます。
「最新のテクノロジーやアイデア・英語学習・プレゼンテーションスキル」を同時に学ぶことができる「TED i SUB」はビジネスマンの必須ツールだと考えています。
TOEICテスト文法640問
「TOEICテスト文法640問」は、TOEICパート5を重点的に学習することができます。以前には有料ランキング1位獲得した経験もある、人気のアプリです。
TOEIC16回分となる640問を収録しており、多くの問題に触れることができます。また、4つの目標スコア別学習ができるので、効率的な学習も可能にしています。
こちらも私は実際に使用していて、「TOEICテスト文法640問2」も購入し、この2つのアプリだけで1,280問のパート5問題を解くことができます。
パート5は他のパートに比べて短期間でスコアを伸ばしやすいので、すぐに結果が必要な場合は重宝するアプリだと思います。
CHOOSE
Your Plan
Disk Space
Price
LissN
360円
Monthly Plan
Ted i sub
240円
toeicテスト文法640問
360円
「リスニングアプリ」
リスニングセクションは45分間で100問を解答します。リスニングは音声主体で解答していくので、一度置いていかれてしまうと修正することが難しくなります。
そのため、リーディングと同じく、瞬時に英文を理解するスキルを身につける必要があります。TOEICのリスニングパートは難しい単語や言い回しが使用されることは少ないので、「基礎的な英文を正確に理解するスキル」が最も大切です。
資格サプリ
こちらの「資格サプリ」は、他とは一線をかくアプリです。それは講義を見ながら英語学習ができるという点にあります。
そのため英語学習アプリの枠を超えて、通信教育と言っても良いかもしれません。
レベル別講義・パート別学習を採用しておりレベルを問わず誰もが効率的に学習できる環境が整っています。また、TOEIC攻略法講義も用意されています。
資格サプリは他のアプリよりも料金は高いですが(月額980円)、英会話スクールやTOEIC対策学校に通学することを考えると費用は大幅に抑えることができます。
TOEIC講義とはどういうものかを確認するツールにしてみても良いかもしれませんね。
繰り返し聞くだけで満点が取れるTOEICリスニング
日本人が間違えやすい文法を徹底的に洗い出し、繰り返し学習をすることでTOEIC満点を目指すアプリです。
こちらのアプリは「間違いやすい文法や音」を徹底的に学ぶことができるので、TOEICスコアが伸び悩んでいると感じた場合に利用価値が高いアプリだと言えます。
そのため初学者の方にはあまり適していないかもしれません。基礎力を習得してからの利用をおすすめします。
TEDict
「TEDict」は上級者向けのアプリになります。TEDの講義で聞いた音声を繰り返し書き出すことで、リスニング力とライティング力を高める学習方法です。
他とは異なるメゾットでの学習になるため、「一般的な学習方法に飽きてしまった」「難易度の高い学習がしたい」という場合に適したアプリになります。
CHOOSE
Your Plan
Disk Space
Price
資格サプリ
980円
Monthly Plan
繰り返し聞くだけで満点が取れるTOEICリスニング
250円
tedict
360円
まとめ
今回、TOEICスコア向上をポイントとしてアプリをご紹介させて頂きました。
どちらのアプリも特徴的で飽きずに学習できるメゾットが組み込まれています。
英語学習で最も大切なことは「継続力」です。
1日で急激に英語力を伸ばすことはできませんし、1日で覚えたことは必ず忘れてしまいます。脳は何度も繰り返し学習しなくては、定着しないような作りになっているため、根気強く学習を続けるしかありません。
単調な学習を少しでもストレスなく、快適に進められるようにスマホアプリ学習を始めてみてはいかがでしょうか。