旅行・留学業専門行政書士でTabiJoy運営者の三浦です。
私は、2度の留学(オーストラリア・フィリピン)、世界5大陸約30ヵ国100都市以上への渡航、行政書士資格(契約書作成や申請代理を行える国家資格です)、総合旅行業務取扱管理者資格(旅行業唯一の国家資格です)、総合旅程管理主任者資格(海外の添乗業務を管理できる資格です)を取得し、十分な知識と経験を活かし留学カウンセラー業務を行っております。
また、以前は、フィリピンの語学学校に勤務していました。
電車は日本ではポピュラーな乗り物ですが、残念ながらフィリピンでは今現在マニラにしか路線がありません。
なので、マニラ限定になってしまうのですが、今回はフィリピンの電車を「電車の種類」「チケットの購入方法」「乗車方法」「注意点」の4つに分けてご紹介したいと思います。
目次
電車の種類
メトロマニラは、LRT(Light Rail Transit)、MRT(Metro Rail Transit)、PNR(Philippine National Railways)という3種類の電車が運行されていて、基本的にLRTとMRTの利用割合が高くなると思います。
なので、LRTとMRTを中心にご紹介します。
LRT1(Light Rail Transit)
Baclaran 駅(パサイ市)からRoosevelt駅(ケソン市)まで南北に走る線になります。料金は4駅まで12ペソ、5駅目以降は15ペソ、その後は走行距離に応じて加算されることになりますが、それでも数十円で乗車できます。
(駅名一覧)
ROOSEVELT – BALINTAWAK – MONUMENT – 5th AVE – R. PAPA – ABAD SANTOS – BLUMENTRITT – TAYUMAN – BAMBANG – DOROTEO JOSE – CARRIEDO – CENTRAL TERMINAL – UNITED NATION – PEDRO GIL – QUIRINO AVENUE – VITO CRUZE – GIL PUYAT – LIBERTAD – EDSA / TAFT AVE – BACLARAN
LRT2 (Light Rail Transit2)
Santolan 駅からRecto駅(マニラ市) まで東西に走る線になります。
車内がLRT1よりも広く、料金は3駅まで12ペソ、4駅以降が13ペソ、その後はLRTと同じく走行距離に応じて加算されます。
(駅名一覧)
SANTOlAN – KATIPUNAN – ANONAS – CUBAO – BELMONTE – GILMORE – J. RUIZ – V. MAPA – PUREZA – LEGARDA – RECTO
MRT(Metro Rail Transit)
TAFT AVENUE駅からNORTH AVENUE駅までを結ぶ線になります。
料金は3駅まで10ペソ、4駅以降が11ペソ、その後は他の電車と同じく走行距離に応じて料金が加算されます。
(駅名一覧)
NORTH AVENUE – QUEZON AVENUE – GMA KAMUNING – ARANETA CENTER CUBAO – SANTOLAN ANNAPOLIS – ORTIGAS – SHAW BOULEVARD – BONI – GUADALUPE – BUENDA – AYALA – MEGALLANES – TAFT AVENUE
チケットの購入方法
01 進行方向に注意してホームへ行く
フィリピンでは日本と違って、上り下りのホームの行き来が簡単にできない駅も多いです。なので、進行方向がどちらなのか、乗りたい電車はどちらのホームに到着するかを確認するようにしてください。
02 チケット購入
Ticketing counter(チケット売り場)にて電車のチケットを購入します。
窓口の横には料金表が掲げてあるので、それを確認してカウンターの人に行き先を告げます。英語も通じる場合が多いですが、通じない場合は行き先の最後に「ポ」をつければOKです。
例えば「マニラ ポ」「セブ ポ」と言った感じです。「ポ」は日本語で言うと丁寧語のようなもので、「お願いします!」みたいな意味なので、最後に「ポ」をつければ失礼がなく大丈夫です。
カウンター以外にも券売機でもチケットを購入できるのですが、カウンターの人に手続きしてもらった方が安心ですし、迷うことも少ないと思うのでカウンターの方が個人的にはオススメです。
購入時の注意点
- 「EXACT」と書かれている窓口は、お釣りが出ないという意味です。
- ラッシュ時(朝:6:00〜10:00頃、夕:16:00〜20:00頃) はとても混むので、入場制限がかかることがある
いつも電車を利用する場合は安くて便利なカードがある
「Stored Value Ticket」というカードがあり、100ペソのデポジットから利用金額が減っていくシステムで日本の「Suica」や「icoca」のようなものです。
毎回チケットを購入する手間が省けるので、いつも電車に乗る場合は便利です!有効期限があるので、その点だけ注意です。
乗車方法
難しいことはありません。日本と違う点といえば、乗車前に荷物チェックがあることくらいです。
荷物チェックを終え改札を通過時、日本と同じく改札から出てきたチケットを取り、電車に乗ります。日本での電車の乗り方と変わらないので困ることは少ないと思います。
乗車中
日本以上にスリに注意しましょう。
また、スマホなど高価なものはできるだけ車内では取り出さないようにしておくことも大切です。ラッシュ時などは乗客が押し寄せてくるため特に注意が必要です。
「LOADING AREA」という女性やお年寄り、妊婦さん専用の車両があることもフィリピン電車の特徴です。女性の方はこのエリアに乗車するほうが安心度が高いと思うので、確認してみてください。
注意点まとめ
- フィリピン全ての電車には時刻表がないので、時間に余裕を持って行動する必要があります。通常は15〜20 分間隔、ラッシュ時は 5 分間隔で運行しています。
- 終電がびっくりするほど早いです。MRTは22時30分、LRT1は終電は21時30分になるので、早めに帰宅しましょう。
- 上り下りのホームが行き来できないことが多いです。確認後ホームに向かいましょう。
- スマホなど高価なものは車内では使用せず、バックなどにしまいましょう。ポケットなどは狙われやすいので、ボックを持っていない場合は十分に注意しましょう。
現在は、マニラにしか鉄道がないですが「セブ島」と「ミンダナオ島」も鉄道建設構想が出ているようです。
まだ、明確な部分は決まっていないようですが、セブ島旅行や留学の人気が高まっているので日本人にとっても鉄道開設となればうれしいニュースになりますね。これからに期待です。
おまけ!メトロマニラに関する映画
電車の乗り方には全く関係ないのですが、メトロマニラを題材にした映画を発見したのでご紹介したいと思います。
内容は家族を支えながらスラム街を抜け出そうと頑張る物語です。意外と言っては怒られそうですが、内容はけっこう深くてフィリピンの暗部みたいなものが見え隠れする作品だと思います。
私は、フィリピンでそれなりに長く生活したので、貧困の場面にも何度も遭遇しました。なので、色々と考えさせられる作品でしたね。もしご興味があればみてみてください。
フィリピンの主要交通手段
交通手段 | 特徴 | 特集ページ |
---|---|---|
電車 | メリット:本数が多いので便利・渋滞がないので早い デメリット:マニラしか運行していない | 電車特集ページへ |
ジプニー | メリット:料金が安い・決まった区間を運行しているので慣れると利便性が高い デメリット:どのジプニーに乗れば良いのか分かりづらい・乗り心地が良くない | ジプニー特集ページへ |
タクシー | メリット:どこからでも乗車できる・日本のタクシーと比べて割安料金で乗車できる。 デメリット:高額請求されるリスクが高い・車内に二人きりになるので特に女性は注意が必要。 | タクシー特集ページへ |
バス | メリット:長距離でも安く移動できる・高額請求のリスクが少ない。 デメリット:いつ出発するか、どのバスに乗車するのかがわかりずらい。 | バス特集ページへ |
トライシクル | メリット:気軽に乗車できる・ちょっとそこまで行くのに便利。 デメリット:事故が起きた時に危険・スピードが遅い。 | トライシクル特集ページへ |
参考
メトロマニラ 世界で最も危険な街 [DVD]フィリピン留学のパイオニア企業 School With
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